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瞳、赤 もくずさん、青 杏奈 白
力哉、緑、くらげ、黄色
「おーさっすがもくずさん。ってっきり断られると思ってたのに」
「たまにはこういうのもいいからね」
「もくずさんが負けたらもくずさんも好きな人発表するんだよ?好きな人いないとかは無しだからね」
「いいよ。⋯私だって好きな人いるし」
勝てばもくずさんの好きな人が聞ける⋯。その魅力に力哉は目を見開いた。負ければ自分も言わなければならないが、もしもくずさんが負けて、好きな人が自分であった場合⋯⋯。
その魅力に押され力哉は自然とボードゲーム開始の手伝いをしていた
「どういうつもりでやすか?寝返ったんでやすか?」
言葉ではわからないものの、行動がいきなり賛成側に回った力哉にくらげが疑問というよりかわ衝撃を受けた表情をして力哉の耳もとでささやく。力哉は作業の手は止めないまま
「杏奈ももくずさんも乗り気らしいし、俺もしよっかなって」
「裏切りでやすよー」
一人反対を主張しつづけることはできないので、不本意ながらもくらげもボード―ゲームのカードを混ぜ準備し、参加側に回った。並べ終わると瞳がジュースの入った紙コップを運びみんなに配る。もくずさんがルールを知らなかったので、簡単に説明をしてそれぞれ自分の駒を決めた
「そんじゃまず私から」
吹き飛んでいきそうな勢いで回したルーレットは3を指し瞳の赤い駒が進んでいく
「たまたま入った路地裏で小銭を拾う。プラス2500円。ラッキー。はい、次もくずさん」
番がきたもくずさんは優しくルーレットを回す。6が出た
「運命の二択。就職or進学。就職したら早いうちからお金が手に入るし、大学を選んだらルーレットを振って1か2なら借金20万円だけど、ひどいますに止まらなければトータルではお金が稼げる。大学かな」
もくずさんは続けてルーレットを回す。3が出た
「大学で理想的な人に出会う。マイナス2万円。なんでマイナスなんだろ」
「もくずさん男選びに失敗しちゃったねー。悪い人はお金を求めてくるんだよ。はいじゃー杏奈ちゃん」
杏奈はもくずさんと同じく人生ゲーム初心者なので、瞳ともくずさんのを凝視している。
ルーレットを回すと2が出た
「今後のために神社でお賽銭をしておこう、マイナス10万円。え、僕初めから借金ですか?」
「あちゃー杏奈ちゃんついてないねえ。っま、これからこれから、じゃ次力」
続いて力哉が回し、くらげが回していく。瞳が飲み物を伸び干した時、ちょうど瞳のお母さんが「クッキーが焼けたよー」と運んできてくれた。黒と白のモザイク模様や、表面にカエルの顔がチョコで書かれたものなどさまざまな種類のものがあり、どれもさくっと口のなかで割れ、甘い香りが口いっぱいに広がった
「今んとこ、力哉、杏奈ちゃん、もくずさん、私、くらげだからこのままいくとくらげの好きな人発表だからね。二次元は無しだよ」
「ふぇ!聞いてないでやすよ」
「そりゃ言ってないんだもん。はいじゃー次くらげー」
瞳の発言で負けるわけにはいかなくなったくらげは震える手でルーレットを回す。1が出た
黄色い駒を動かしてますを見てみると閻魔大王が舌をぬくペンチをこちらに向けていた
「地獄マス。持っている金額を全て没収して、持っていた金額と同じ額だけ借金をする。⋯⋯おいらもう終わりでやす⋯」
それを面白そうに嘲笑い瞳はくらげのお金を借金に変える。茫然となったくらげに瞳は「はいはい、負けおめ負けおめ。これでも食べて」とクッキーをくらげのほっぺにぐりぐり押し付ける
反対の手で瞳はルーレットを回す。でた数字分マスを動かすと
「地獄マス!!持っている金全て没収し、持っていた金額×2倍の額の借金をする」
業火の炎のひげをした閻魔大王がこっちを睨みつけていた
「あ⋯」
瞳は閻魔大王と反対で顔を青ざめる⋯。瞳はくらげより多くの金額を持っていたし金額はくらげと違いに倍⋯
「お、天罰が下ったでやす!!」
瞳から押し付けられていたクッキーをぼりぼり食べながら、今度はくらげが瞳の頬にクッキーを持っていき「ささ、負けおめでやすね」とつんつん押し付けた
「親分マスにまだ何か書いてありますよ」
泣きべそをかいている瞳に杏奈がマスを指さし読み上げる
「地獄マス!!持っている金全て没収し、持っていた金額×2倍の額の借金をする。ただし1が出た場合、お前が借金するはずだった額を残りのメンバーで割って負担する」
有無を言わぬまま今までで一番早く、力強く回す⋯⋯ルーレットの針は1を指していた
おやしらずが死ぬほど痛い




