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表通り

赤のバックライトの

雨でぼやけた綿あめ

濡れたタイルと

跳ね回る街灯

刺すような冷気の

針のような雨粒

泳がされる無表情


歩きたい僕等は傘を差そう

車が這い回る表通りに

交差点は無個性が群れて

能面が見つめてた


隣を歩く子どもの

引っ張った邪気無い声

濡れた傘と

舞い狂う針雨

刺すような冷気の

見透かすような重さ

泳がされる無静寂


歩きたい僕等は傘を差そう

車が這い回る表通りに

信号は無慈悲に僕を躍らせ

赤の眼が覚めていた


夕方を疾る

風が見えるから

それもいない

君と僕の


終電のベルが駅を降りて

近づいたのにもう会えない

なのに雨が優しくなるのは

何の意味になぞらえるのでしょう


あったかい緑茶が喉に沁みた

あったかい緑茶も無意味に消えた


歩きたい僕等は傘を差そう

車が這い回る表通りに

時計は無秩序に音を振り回して

雨の針が時刻を知らせる

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