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THE WORLD  作者: SEASONS
4月26日
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2338/2403

5人揃ってこそ

《サイド:冬月彩花》



…ふう。



昨日、乃絵瑠がここに帰ってきた時とは状況が違うけれど。


ひとまずこれで全員が揃ったわね。



…5人揃ってこそ私達よ。



乃絵瑠がいて。


奈々香がいて。


あずさがいて。


未来がいる。



それが私達の日常で、当たり前の日々なの。



そんな単純な関係を楽しく思いながら、

ひとまず今後の方針を問い掛けてみることにしたわ。



「それじゃあ、これからの相談になるけれど…。私としてはそろそろ出発したいと考えているんだけど、みんなはどうかしら?」


「私はいつでも良いわよ。」



それぞれに問い掛けてみたことで、

真っ先に乃絵瑠が答えてくれたわ。



「彩花の判断で一緒に行くわよ〜。」


「…私は乃絵瑠さんに賛同します。」



乃絵瑠の隣にいる奈々香も特に不満はない様子ね。



…だけど。



『私に』ではなくて『乃絵瑠に』同調しているのよ。



…まあ、いいけどね。



奈々香も出発に賛同しているから、

これが多数決ならこの時点で確定になるわ。



だけど乃絵瑠と奈々香の意見なんて一切耳を傾けないあずさは、

私だけを見つめながら楽しそうに微笑んでいる。



「私はお姉様と一緒にどこへでも行きますぅ♪」



…まあ、あずさも予想通りの返答よ。



例え地の果てでもついてくるつもりでしょうね。


そんなふうに盲目的に付き従うあずさを眺めていた未来は、

ため息混じりに答えてくれたわ。



「みんなが行くなら私も行くわよ。」



一人で残っても仕方がないという考えかしら?


それでも未来の発言によって今後の方針が決定したわ。



「それじゃあ、全員一致で出発で良いわね?」



再確認する私に揃って頷く乃絵瑠達。


全員の意見が一致したことで、

出発の準備を始めることになったのよ。



「それじゃあ、出発は今から1時間後にするわ。その間に準備を進めなさい。」


「おっけ~!」


「………。」


「はいですぅ♪」


「分かったわ。」



私の指示をきっかけとして、

ぞれぞれに準備を開始したのよ。



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