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貴方の全てを癒します
「…まさか、京一を治せるのか?」
「ええ、私なら出来ますわ。」
「だったら頼む!」
「はい。お任せくださいませ。」
倉嶋絵里香は迷うことなく、
俺達の願いを聞き入れてくれた。
「私もマールグリナの卒業生ですから、魔術医師の資格は持っています。」
医師の資格があると宣言してから治療を始めてくれたのだ。
「今ならまだ間に合います。」
はっきりと断言してくれた。
おそらくは魔力の波動が存在する限り。
命が尽きていない限りは、
どんな絶望からでも患者を救える自信があるのだろう。
頼もしく思えるほどの強い意志をもって京一の傍で腰を下ろしてくれた。
「苦しみからすぐに解放してさしあげますわ。」
体中を襲う苦痛から。
心を蝕む絶望から。
京一を救い出すという想いを込めて回復魔術を展開してくれた。
「リザレクション!!!」
祈りを込めて両手を合わせる倉嶋絵里香の体から純白の光が溢れ出す。
「貴方の全てを癒します。」
込められた想いと共に、
京一の体が純白の光に包まれていった。




