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THE WORLD  作者: SEASONS
4月25日
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2303/2337

神のみぞ知る

《サイド:杞憂幻夜》



…ほう。



「どうやら天は彼を見放してはいないようですね。」



すでに手遅れだと判断していたのだが、

彼はまだ生きているらしい。



…とは言え。



間に合うかどうかは神のみぞ知る…というところだろうか。



意識を失い。


心臓が止まり。


死が確定したはずなのだ。



そこから絶望が覆る可能性は限りなく0に近い。



…だが、それでもだ。



「もしも彼が目覚めるとすれば、それこそ運命というべきかもしれませんね。」


「………。」



呆然と立ち尽くす唯様に語りかけてみたのだが、

俺の言葉をちゃんと聞いているのかは疑わしい雰囲気だった。



「唯様?」


「………。」



まだ気持ちの整理が出来ていないようだな。


だがそれでもあえて語り続けることにした。



「落ち込んでいる場合ではありません。彼の生死の行く末を私達も見届けに行きましょう。奇跡が起こりえるのかどうか?彼の運命を見届けましょう。」



このまま死を迎えるのか?


それとも再び目覚めるのか?



その結末を見届けるために唯様の手を引いて歩き出す。



唯様に現実を教えるために。


唯様に真実を伝えるために。


足早に拷問部屋を出ることにした。




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