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THE WORLD  作者: SEASONS
4月25日
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2282/2319

みんな疲労困憊

…で。



魔術研究所の地下まで戻ってきたんだけどね。



「うわ~。ここって、こんなに暗かったっけ?」



久し振りに訪れた地下通路は以前よりも暗く感じられたわ。



…たぶん、ギルドの地下と比べてしまっているのかも?



ちゃんと明かりが整備されていたギルドの地下とは違って、

単に通路でしかない研究所の地下はまるで夜のように薄暗い。



…う~ん。



こんなところでこけたりしたら恥ずかしいわね~。



足元を気にしながら慎重に進んでみる。



懐かしいというよりも戸惑いを感じながら歩みを進めていると、

視線の先に暗黒迷宮へ繋がる長い長い階段が現れたわ。



…この先にみんながいるはず。



間違いなく4人ともいるみたいね。



気配ではなくて心を感じ取れるようになったことで、

魔力の波動とかそんなことよりも感情を読み取ることが出来るようになっているわ。



「何て言うか…。みんな疲労困憊…なのかな?」



心まで疲れきっている感じに思えるのよね〜。



…ずっと地下にこもってるわけだし。



気分も暗くなるのかな?



実際にどうかは知らないけれど。


みんなの疲労感を感じながらも歩みを進めてみる。



そうしてどこまでも続くかのような長い階段を下り続けて、

ようやく目的の場所へとたどり着いたわ。



仲間達が待つ暗黒迷宮への控室の扉が私の目の前にあるのよ。



…帰って来れた。



ちゃんとここに帰って来れたのよ。



泣きたくなるほどの喜びを感じてる。



一時は自分を見失って逃げ出してしまったけれど。


それでもこうして帰って来れたことに喜びを感じてしまうから。



…さあ、ちゃんとみんなに謝らないとね。



黙って逃げ出してしまったことを謝罪するために、

目の前にある扉を開くことにしたの。



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