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THE WORLD  作者: SEASONS
4月25日
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2277/2331

勝っても負けても

《サイド:文塚乃絵瑠》



…あれ?



何それ?



…美咲さんのルーンって、何なの?



見た目は単なる水晶玉にしか見えないのよ。



「ふふっ。素敵よ、乃絵瑠ちゃん♪本当に素敵だと思うわ。だけどね。私の力は…狂暴よ♪」



…な、なんだか怖いんですけど?



新たな力に目覚めた私でさえも美咲さんの力にはまだまだ及ばないのかもしれないわね。



…って言うか、狂暴ってどういうことなの?



不安感じて戸惑っている間に、

美咲さんは闇を帯びる『水晶玉』を掲げてた。



「勝負は一度きり。勝っても負けても訓練は終了よ。それだけは安心してね♪」


「は、はい!やるからには勝ちます!!」


「ふふっ♪」



気合いを入れる私に微笑みながら、

美咲さんは魔術を展開してきたの。



「デビル・メイ・クライ!!」



…うわっ!?



悪魔でさえも恐れる深淵の闇。


さっきとは違って、

闇の力を最大級に発揮した魔術が放たれようとしていたわ。



「これが私の本気よ!」



訓練じゃない本気の一撃が放たれる。



「闇に堕ちなさいっ!!」



…ちょっ!?



手加減抜きで放たれた闇は、

触れるまでもなく見ただけで危険な存在だって分かってしまう。



…これが本当の即死魔術なの!?



自然と体が震えるほどの恐怖が迫ってくるのよ。



美咲さんと私の距離はたった10メートル程度しかなくて、

放たれた魔術は1、2秒で私に迫ってくる。



…迷ってる暇はないわね!



迫りくる闇に向けて金色の矢を放つ。



「ジ・エンド!!!」



全てを滅する金色の矢が闇に突き刺さる。



そして二つの魔術が激突した次の瞬間に、

訓練場だけじゃなくてギルド全体を揺るがすほどの大規模な爆発が地下室の全体へと広がっていったのよ。



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