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THE WORLD  作者: SEASONS
4月25日
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敵じゃない

…もう闇は怖くない。



美咲さんが傍にいてくれるって思うだけで闇と向き合えるようになっていたわ。



…あとはこの闇を乗り越えるだけよ!!



今もまだ心に流れ続けてくる膨大な感情と向き合う。


そして闇と対峙する覚悟を決める。



…ここで負けるわけにはいかないのよ!!



私のことを待ってくれてる人がいるんだからっ!



…私にはまだ大切な人がいるんだからっ!!



気合を入れて闇と向き合う。


その瞬間にね。



大切な人の想いも流れてきたのよ。



『頑張りなさい。』



…え?



たった一言だったけど。


何よりも聞きたかった言葉が私の心に響いてた。



…彩花、なの?



聞き間違えるはずがない親友の声。



彩花の声が聞き取とれた私の心に、

みんなの想いも届いてきたわ。



『乃絵瑠さん…。早く帰ってきてください。』



…奈々香、よね?



『いないと淋しいかも…。』



…あずさ?



『たまには乃絵瑠のご飯も食べたいかな~。まあ、死にたくはないけどね~。』



言いたい放題ね。



…ったく、未来はも〜!!



それぞれの感情が感じられたことで、

自然と微笑みを浮かべてた。



…そんなに心配してくれなくてもすぐに帰るわよ。



私だってちゃんと成長してるんだから。



…だから、もうちょっとだけ待っててよね。



みんなの想いに感謝しながら、

まずは闇に向けて力を解放してみることにしたわ。



…闇は敵じゃない。



光も闇も。



全ては私が感じる世界の一つなのよ。



あらゆる存在を認めて。


あらゆる存在を感じて。


あらゆる存在を受け入れる。



そうしてたどり着いた力の象徴。


新たな『力』の名前は一つ。



森羅万象しんらばんしょう!!!」



ついに成長を果たした私は、

新たな力によってあらゆる存在に『干渉』する能力に覚醒したみたい。



…闇を消し去るっ!



想いを込めて右手に魔力を集める。


ただそれだけで。


この手に生まれた透明な光に、

美咲さんが作り上げた闇が飲み込まれていったのよ。



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