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懐かしい顔触れ
《サイド:御堂龍馬》
…これは、どうなのかな?
淳弥の話を聞いて、
色々と情報を手に入れられたわけだけど。
「暗いだけじゃなくて大雑把って…良いところなしよね?」
「………。」
相変わらず厳しい発言を繰り返す芹澤さんの言葉を聞いて淳弥が黙り込んでいる。
…ちょっと可哀想かな。
とは言え。
僕が口出しするようなことでもないからね。
あまり気にしないようにしておこうと思う。
「二人とも変わらないね。」
学園と変わらない関係に見えるんだ。
女性に弱い淳弥と必要以上に強気な芹澤さん。
そして里沙を護衛するかのように常に傍に寄り添う矢野さんの関係を見て、
何故か懐かしい想いさえ感じてしまう。
「みんな元気そうで何よりだよ」
これまでと何も変わらない自然な関係を嬉しく思えた。
強いて言うなら淳弥達の後方で芹澤啓輔が冷たい視線を向けているのはどうかと思うけれど。
それでも今の僕には幸せだった日々を思い起こさせる一つの要因になっているんだ。
…これからもこんな日々がずっと続けば良いのにね。
心から願ってみたところで、
僕の周囲に懐かしい顔触れが集まり始めた。




