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悪夢の再来
王都セルビナから北に向かって伸びる街道を1時間ほど進んだ辺りで、
突如として異変が起きようとしていた。
2万の共和国軍と共にミッドガルムの国境を目指していた僕達の後方で。
成美ちゃんや栗原さん達と一緒にミッドガルムに向けて歩みを進めていた途中で。
僕にとって『最悪の展開』とも言える『悪夢』が蘇ろうとしていたんだ。
決して認めたくはない出来事。
決して存在してはいけない力。
悪夢としか言いようのない絶望が僕達に襲い掛かろうとしていた。
二度と見るはずのなかった悪夢。
二度と見てはいけない絶望。
二度と繰り返してはならない悲劇。
友が、仲間が、愛する人が、命を懸けて消滅させたはずの悪夢が再び僕の仲間に襲いかかる。
アストリア王国において僕から全てを奪った力。
悪夢の再来とも呼ぶべき最悪の力が、
共和国軍に対して発動しようとしていたんだ。




