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今この時をもって
僅か数分にして広場から姿を消した共和国軍。
数万もの部隊は王都各地に分散して王都の人々に呼び掛けてくれているようだ。
広場への集合を。
そして戦争の終結を。
共和国軍が王都各地で呼び掛けてくれている。
その活動の最中に陰陽師軍を率いる本宮源吾さんが僕の傍に歩み寄ってきた。
「再び停戦を願うのか…。」
目指していた全滅を目前としていたところで強制的に生かされたことで、
複雑な心境を感じているのかもしれないね。
僕達の前に現れた本宮源吾さんは、
僕と栗原さんを交互に眺めてから地面にひざまずいて頭を下げてきたんだ。
全ての陰陽師を代表して、
本宮さんに出来る最大限の礼儀として、
僕達に対して騎士のように頭を下げてくれていた。
「今この時をもって、我等陰陽師はあなた方に従います。」
この国の未来の為に死を望んでいたにも関わらず、
自らの死地を奪われた本宮さん達は生かされた事実を受け入れて僕達への協力を宣言してくれたんだ。




