強行突破
「魔術師だっ!!」
「王城に攻め込んできたぞっ!」
僕を含む9人の魔術師を見て迎撃の準備を始める衛兵達。
ざっと数えて100名くらいはいるみたいだけど。
僕達の足止めをするには数が足りていないように思う。
「この程度なら俺達で十分だ!」
岩永君と大森君が二人で先頭に飛び出した。
「行くぞ、遼一!」
「ああ、任せろ!」
炎を帯びた槍と雷を帯びたナイフを構えて突撃する二人。
そのあとを追う梶原さんと伊倉君も道を切り開くために加速していた。
「あの二人だけだと心配よね~?」
「僕達も援護しよう!」
すかさず参戦する二人を含めた4人が城門に攻め込む。
「焔っ!!!」
「雷王っ!!」
岩永君の炎と大森君の雷が衛兵達を薙ぎ払う。
「「「「「ぐああああああああああああああああああああっ!!!!!!」」」」」
次々と倒れる衛兵達。
その様子を見つめていた梶原さんと伊倉君も、
すでに魔術を展開していた。
「行くわよ信夫っ!」
「ああ、きみに合わせるよ!」
掛け声の直後に魔術を発動した梶原さんに合わせる伊倉君も魔術を放とうとしている。
「まずは城門を破壊するわよ!」
「分かった!」
少しでも時間を短縮する為に城門の破壊を優先したらしい。
「「ホーリー!!」」
二人の声が重なって、
光が城門を突き抜ける。
そして数え切れないほどの光の雷が降り注いだことで、
城門の破壊と同時に周囲の衛兵達も吹き飛ばしていったんだ。
「「「うわああああああっ!!!!」」」
4人の先制攻撃で周囲の衛兵達は一掃されたように思う。
「作戦成功っ!!」
攻撃の余波を受けて倒れる衛兵達の様子を見て喜ぶ梶原さんだけど。
破壊された城門の奥からは、
新たな衛兵部隊が続々と出陣しようとしていた。




