計画図
「どう思う?」
もちろん悪くない提案だ。
…いや。
共和国としては良すぎる提案だな。
これまでは国家としての扱いさえまともに受けられなかったのだ。
それが国として正式に認められたうえで、
再編成による国土の肥大化まで行われるとなれば断る理由などどこにもない。
「一応確認だが、具体的にはどう分けるつもりでいるのだ?」
「ああ、各国の領土に関してだが、一例として考えているものがある。」
俺の問い掛けに答えるために、
幻夜は地図を広げてから説明を始めてくれた。
「まずはこれだ。」
最初に見せられたのは現在の地図だった。
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┃ ① └┐ ② ┌┘ ③ ┃
┃ │ │ ┃
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┃ ④│ │ ┏┛
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┗┓ ⑦ ┃
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①アルバニア王国
②軍事国家ミッドガルム
③アストリア王国
④中立国イーファ
⑤セルビナ王国
⑥ファンテリナ魔導共和国
⑦カーウェン連合国
地図ではこうなるが、
アストリア王国は滅亡した為に、
すでに領土そのものが存在していない。
そして大破壊の影響によって
ミッドガルムの領土も減少しているらしい。
「これらの国を再編成するわけだが、単純に中央に新たな国を作るというのは難しいだろう。セルビナ王国を変える程度ではイーファやカーウェンの領土をどうするかという問題が残るからな。」
…ああ、そうだな。
中央に位置するセルビナ王国を共存の国に変えるだけでは完璧ではないだろう。
「だからこそ、全ての国を再編成する為に考えた計画図がこれだ」
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┃ ① │ ┏┛
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┃ └┐② ┃
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┗┓ ③ ┃
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①アルバニア王国
②ファンテリナ魔導共和国
③第3の国
幻夜が新たに出した地図は7ヶ国から3ヶ国へと大幅に書き換えられていた。
「セルビナは完全に国を分かつことになる。現在セルビナ王国の領土であるナルベウス渓谷を共和国が管理し、アルバニアへ繋がる国境周辺の湿原地帯を我々が管理する。そして王都を含むそれ以外の領土をイーファとカーウェンと共に第3の国として再編成する。それが俺の考えた計画だ。」
セルビナとイーファとカーウェンを統合して第3の国とするのが幻夜の考えた国家再編成の計画だった。




