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ブラストサンダー
《サイド:上矢遥》
…うぅ〜ん。
どうにか出来るような気はしないけれど。
生き残るためにはとにかく戦うしかないわね。
「私達で援護するわよ!」
「お~け~!」
敵から距離を取りながら禁呪の詠唱を開始する。
そんな私の隣では、
この状況を何とかするために美和子も魔術の詠唱を開始していたわ。
「私達だって戦えることを証明してみせるわっ!」
私よりも先に詠唱を終えた美和子が、
魔導図書館で手に入れた新たな力を発動させたのよ。
「共和国が秘匿する魔術の力を思い知らせてあげる!!」
米倉元代表の雷撃が続く中で、
美和子も狙いを定めてる。
「ブラストサンダー!!!」
放たれたのは雷球。
最初は小さな球から始まるけれど。
周囲の大気を巻き込みながら膨らんでいく雷球は急速に肥大化して、
クイーンの炎を上回るほどの規模に拡大していく。
「これが私の力よっ!!!」
精一杯の想いを込めて発動する魔術。
美和子が生み出した雷球がまばゆい光を放った瞬間に、
私達の体よりも大きくなった膨大な雷球が敵に襲かかったの。
…さすがにこれは致命傷のはず。
米倉元代表の魔術に匹敵するほどの破壊力を秘めた強力な雷球が、
発動中のイクシオンと合わさって周辺一帯に爆音を轟かせたのよ。




