道を切り開く
《サイド:黒柳大悟》
…さて。
ひとまず今は様子を見るしかないか。
「総員、戦闘準備!セルビナ軍が動き出したら即座に迎撃に出ろっ!!だが、出来る限り殺すな!全員の生存を目指せ!!」
あくまでも両軍の生存を願いながら、
戦闘に備えて準備を進めることにする。
「御堂君は正面に!栗原君と常盤君は御堂君の援護を頼む!鈴置君と特風の生徒達は東側に布陣してくれ!俺と職員達は西側に布陣する!」
それぞれに部隊を分けて、
3方に部隊を展開させていく。
「説得を優先して迎撃を行え!」
改めて指示を出してから行動を開始した。
その間に鈴置君と和泉君達も移動を開始したことで、
御堂君と栗原君と常盤君は4000の海兵達と共にセルビナ軍と対峙してくれている。
…このまま停戦を受け入れてくれればいいのだがな。
期待はしたいが、
実際には限界までセルビナ軍を追い詰めなければ戦争は終わらないとも思っている。
数によって優勢のセルビナ軍が簡単に退くとは思えないからだ。
まずは数は意味を成さないと教え込むさせることが、
停戦への最短の方法なのは間違いないだろう。
「今はお互いに堪えるしかないか。」
犠牲を最小限に留める為に率先して最前線に立つことにした。
「力を示さなければならない時もあるのだ。」
俺達が道を切り開くしかない。
そうして最後は栗原君に委ねるべきだ。
…俺達が力を示して、栗原君による説得を繰り返すしか方法はないだろう。
信じる想いが世界を変えるのなら、
栗原君の想いがセルビナ軍に届くこと信じるだけだ。
…さあ、どう動く?
この手にルーンを構えながら、
セルビナ軍の判断を待つことにした。




