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THE WORLD  作者: SEASONS
4月22日
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1864/2112

もう一つの一族

…なるほどな。



長野君の言動。


そしてウィッチクイーンとの繋がりと秘宝を知る理由。


それらの意味がようやく理解出来た気がした。



…そう言えば?



竜の牙において幹部に含まれていない一族がいたな。



竜の牙の影に徹するウィッチクイーンの一族だ。



…長野の名を受け継ぐのが淳弥ということか。



名前に気づくと同時に、

おおよその関係も理解出来た。



長野淳弥が長野家の血を継ぐ者だとすれば、

ウィッチクイーンと彼は姉弟ということか。



…だとすれば。



二人とも竜の牙を離反した反乱軍ということになるのだろうか?



竜の牙の関係者ではあるが、

それは『元』ということだ。


現在は竜の牙の敵対者であり、

共和国側の人間といえなくもないのだろう。



堂々と長野の名を名乗っていたことと、

これまでずっと協力的な姿勢をとっていたことでその関係性を考慮していなかったのだが、

ついに真実にたどり着くことができたように思う。



…反乱軍を率いるのは竜崎慶太であり。



その組織にウィッチクイーンと長野淳弥は加わっているということだ。



竜の牙の内部事情までは知りようもないことだが、

長野淳弥がジェノスで動き始めたのはすでに5年以上前からになる。



…その頃からすでに計画が進行していたのか?



そこまでは分からないが、

おおよその流れは推測できる。



…長野淳弥が俺に接近してきたのは秘宝の情報を探り出す為だろう。



今もその為に活動しているのかどうかは分からないが、

ひとまず長野君に関しての答えは出た。



今まで推測していた通り長野淳弥は竜の牙の関係者であり、

俺を目的として接近してきた密偵だ。



…最終的な目的は秘宝の奪取か?



そんなそぶりは一切見せていないが、

だからと言って油断は出来ない。



…まずは事実確認だな。



この先に竜崎慶太とウィッチクイーンがいるのならば、

長野淳弥も話をせざるをえないだろう。



まずは国境へ向かう前に、

長野淳弥から情報を引き出すのが先決だな。



そうして情報を確認してから、

竜崎との交渉を行えばいいのだ。



共和国軍との共闘。


その真意さえ聞き出せれば交渉の余地はあるはず。



共和国軍の戦力不足を補う為の戦力として考えれば、

竜崎慶太やウィッチクイーンの協力は申し分ないからな。



肝心の問題は何故『竜の牙を裏切ったのか?』だ。



…その理由次第では協力する価値もあるだろう。



一通りの考えをまとめてから、

改めて新堂に話しかけることにした。




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