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過去の遺恨
…相当な憎しみを堪えているな。
だがそれも当然のことだ。
陸軍は常に竜の牙の脅威にさらされてきたのだからな。
多くの仲間が犠牲となり、
数え切れない命が失われているのだ。
忘れられない過去の遺恨がある限り、
そうそう簡単に竜崎の名を受け入れることは出来ないだろう。
…もちろん俺にとっても竜の牙は憎むべき敵だがな。
数え切れないほど絶望と怒りを抱えているが、
国の存続を考えるのならば私情を挟んで目的を見失うわけにはいかないだろう。
例えどれほどの憎しみを抱えていようとも、
共和国の未来の為には感情を押さえて話し合う必要がある。
「竜崎との交渉か…。」
その時が迫っていると思うと同時に、
俺の推測は核心へと近づきつつあった。




