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THE WORLD  作者: SEASONS
4月22日
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1860/2082

交渉の結果次第

「大した覚悟だな。その意志の強さは認めよう。だが、忘れるな。俺は常にお前の命を狙っているということを。それだけは決して忘れるな。」



最大限の警告。


僕への殺意を宣言したあとに、

新堂さん僕が知りたかった情報を提供してくれたんだ。



「お前が待ち望む米倉は現在こちらに向かって移動中だそうだ。先程、グランバニアから到着した伝令部隊からの報告によれば、ここで全滅した竜の牙を追って、こちらに向かっている最中らしい。このまま国境で待機していれば早朝頃には合流出来るだろう。」



…米倉宗一郎がここに?



新堂さんがもたらした情報が真実であれば、

このままここで待機していれば米倉さんと合流できることになる。


下手に動き回るよりも確実に出会うことが出来るかもしれない。



「このままここで待っていれば米倉さんと会えるのですか?」


「ああ、そのはずだ。」



確認の為に問い掛けたことで、

新堂さんは大きく頷いてから答えてくれた。



「米倉自身はまだグランバニアを出発してから間もない頃かもしれないが、一足先にグランバニアを出た伝令部隊はすでにこちらに到着している。グランバニアからここへ来るまでの時間を考えれば夜が明けてからになるかもしれないが、こちらに向かって来ていることだけは間違いない。このままここで待っていれば必ず合流できるだろう。」



米倉さんの情報を告げてから、

新堂さんは僕に背中を向けたんだ。



「俺は陸軍を率いて国境警備隊の基地に戻る。米倉との交渉の行方がどうなるかは分からないが、その報告が俺の下に届き次第、俺は軍を率いて動き出すだろう。その相手が誰になるかは、その時に判断するつもりだがな。」



竜の牙の殲滅に動くのか?


それとも僕達の殲滅に動くのか?



その判断は交渉の結果次第ということだ。



「せいぜい、交渉が上手くいくことを願っておくことだな。」



僕への敵意を明確にしたまま、

新堂さんは僕の前から立ち去った。



国境警備隊を除く全ての陸軍を率いて国境からの撤退を始めたんだ。




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