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監視の役目
「ふむ。近藤隊長。どうやら竜崎はきみの力を必要としているようだな。ならばきみも竜崎の部隊に対する監視としての役目を任命しよう。」
「…司令官。」
引き止めるどころか、
共に行動することを命じてくれた楠木司令官に戸惑いを感じてしまう。
「よろしいのですか?」
「俺には分からないことだが、きみには何らかの価値があるのだろう。だからこそ竜崎はきみを必要としているはず。ならばその意味を探ることも必要な役目だ。共和国を守るという目的さえ果たせるのであれば、きみが竜崎と共に行動することにも十分な意義がある。」
…どうなのだろうか?
俺の自由を認めてから、
楠木司令官は竜崎にも問い掛けていた。
「異論はないな?」
「はい。お心遣いに感謝いたします。」
笑顔で答える竜崎。
そんな二人のやり取りを複雑な表情で眺めてしまう。
…何がどうなっているんだ?
自分の意思とは関係なく進んでいく話の流れについていけなかったからだ。
…竜崎と共に行けばいいのか?
現状で分かるのはそれだけだった。




