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追われる部隊
《サイド:竜崎慶太》
竜の牙が現れたと聞いてすぐに行動を開始する。
「紗耶香!雪!油断はするな!!」
反乱軍を率いて国境南部の山道を進む。
「敵の規模は分からないが、全力で竜の牙を阻止するんだっ!!」
部隊の指揮をとりながら竜の牙を目指して走り続けていく。
その道中において僕の両側に並ぶ紗耶香と雪は真剣な表情を見せていた。
「任せておいて!」
「私も頑張るよっ!」
気合いを入れながら山道を駆け抜ける。
そうして僕達は反乱軍を率いて一目散に山道を南下したんだ。
…ここに現れたのは。
おそらく共和国の各町を襲撃した竜の牙の残党のはず。
残存勢力がどの程度かは分からないものの。
決して油断できる相手ではないだろうね。
「みんな急ぐんだっ!!」
結構、本気で走り続けていたんだけど。
…さすがは国境警備隊と言うべきかな?
先行していたはずの僕達に北条さんと楠木さんが駆けつけてくれたんだ。
「俺達も手伝おう。」
「国境の守備は俺達の役目だからな。」
「…ありがとうございます。」
微笑む北条さんと真剣な表情を見せる楠木さん。
二人の司令官を仲間に迎えた僕達は、
竜の牙を迎撃するために全員で山道を走り続けた。
…そうして。
ついに発見したんだ。
国境から10分ほど南下した山道において、
陸軍に追われている竜の牙の部隊と遭遇することになった。




