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あと一歩
「ちっ!」
慌てて後退した俺の正面。
先程まで竜谷元成が倒れていた場所に、
町の各所から集結した竜の牙達が集まってしまった。
「まだ残党がいるのかっ!」
陸軍や治安維持部隊の追撃を逃れて集まった竜の牙の集団を睨みつけるが、
こうなってしまってはもう手も足も出せない。
「くそっ!あと一歩のところで邪魔が入るか!」
あと一撃だ。
あと一撃で竜谷元成に確実な死が与えられるというのに。
ここまできて竜の牙に囲まれてしまったのだ。
集まった竜の牙の数はざっと200だろうか?
「さすがにこの数は…っ!」
一人では敵わないと感じたところで、
敵と同時に援軍も駆け付けてくれた。




