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THE WORLD  作者: SEASONS
4月21日
1759/1864

海戦終了

《サイド:黒柳大悟》



…これからどうするかだな。



まだまだ戦闘中とはいえ、

ここでセルビナ軍を見捨ててしまってはせっかくの栗原君の想いも無駄になってしまうだろう。


ならば聞き入れてもらえるかどうかは分からないが、

まずは一度降伏勧告を出すべきだと思う。



それでも敗北を受け入れてもらえない場合は戦闘続行もやむなしだが、

受け入れてもらえるのなら無理に戦い続ける必要はなくなるからな。



「聞けっ!セルビナ軍!!」



海上を行動中の漁船に向けて大声で叫ぶ。



「降伏するのならば手出しはしないっ!!これ以上の戦いは無意味だ!大人しく敗北を認めろっ!」



全力で叫ぶ俺の勧告を聞いたセルビナ軍は、

北部の部隊と同じように攻撃を放棄してくれる様子だった。


白旗を掲げて敗北を受け入れてくれたのだ。



そうして海に落ちた仲間達の人命救助を優先したセルビナ軍は、

ゼルテニア海峡における海戦で完全に敗北したことになる。



そして。



その結果として60隻に及ぶ軍船を失い。


数千の漁船を失ったうえで、

数万に及ぶ犠牲者を出したことになるのだ。



生存者は開戦当初の4割ほどだろう。


すでに半数以上の兵士を失っているように見えるが、

それでも栗原君の願い以降の死者は0人だと思われる。



それは両軍共に同じはずだ。



さすがに溺れて死んだ者がいないとは言い切れないものの。


それでも共和国軍の攻撃によって死亡したセルビナ海軍は一人もいないはず。



…これで終わりだ。



セルビナ軍の降伏によって、

共和国軍はゼルテニア海峡での戦いに勝利を収めることができた。



…あとは残存兵力の確認を行うだけだ。



ひとまずセルビナ方面の艦隊との合流を終えたことで、

各船の状況に関しての報告を求めることにした。



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