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THE WORLD  作者: SEASONS
4月21日
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1754/1892

そうそう都合良くは

《サイド:御堂龍馬》



…まあ、こうなるだろうね。



予想通りの展開に小さくため息を吐いてしまう。



「一応期待はしていたけれど…。やっぱりそうそう都合良くはいかないか。」



再び動き出したセルビナ軍。


陰陽師が乗り込む船は迷うことなく僕達が乗る巨大軍船へ接近しようとしているんだ。



「どうあっても戦うしかないんだね。」



諦めの心境で呟いてみるけれど。



…どうしてかな?



心は穏やかな気持ちだった。



「栗原さんのおかげかな?」



優しい光に包まれたおかげで、

これまでの疲労が消え去ったということもある。


元々怪我はなかったけどね。


栗原さんの魔術によって心に余裕が生まれたんだと思う。



「誰も死なない世界…それこそが僕達の理想だ。」



数多くの犠牲を乗り越えて今を生きているからこそ、

立ち向かうのを止めようとは思わない。



「船は全て沈めるよ。だけど誰も殺しはしない。それが僕達の戦いだ。」



殺し合う為の戦いではなくて守り抜く為の戦い。


その違いを考えながらルーンに魔力を込めていく。



「もう誰も…泣く必要なんてないんだよ。」



呟いてから魔術を展開する。



「ジャッジメント!!!」



平和への想いと共に発動する魔術に未来への希望を込めて、

僕も戦闘を再開したんだ。




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