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自分を責めないで
《サイド:常磐成美》
「あ…あのね、薫。私ね。薫には無理をしてほしくないの。」
誰かを憎んだりとか。
誰かと争ったりとか。
そんな薫は見たくないから。
「だから…ね。薫には薫のままでいてほしいな。だから…だから自分を責めないで。自分を…嫌いにならないで…。」
意識を失っていた私ですが、
それでも薫の謝罪は部分的に聞き取っていました。
はっきりとは覚えていませんけれど。
それでも何度も謝罪してくれていた薫の声を聞いていたんです。
「自分を責めないで…。薫は何も悪くないよ。薫は何も悪くない。」
薫が一生懸命頑張ってるのは私がちゃんと知ってるから。
「だからそんなふうに考えないで♪」
しっかりと自分の想いを伝えてから、
精一杯の笑顔を見せました。




