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包囲網の中心へ
《サイド:黒柳大悟》
「速度を落とすなっ!全力で突き進めーっ!!」
懸命に叫ぶ俺の指示によって、
巨大軍船は戦場を進み続けていく。
「ジ・ハード!!!」
御堂君が放つ一撃がまた一つ、
前方を塞ぐ軍船を破壊してくれた。
船の尖端が吹き飛んで前倒しに沈んでいく軍船。
その船から陰陽師達が必死に逃げ出す姿を眺めながら俺も追撃を仕掛けていく。
「ビッグバン!!!」
最上級闇魔術による手加減なしの攻撃だ。
それぞれに狙いを定めて軍船を破壊する俺達の攻撃によって陰陽師軍の包囲網は崩れていった。
「ここまでは順調だな。」
直接的に陰陽師を狙うのではなく、
軍船の破壊を行う作戦によって道を切り開くことには成功している。
…あと少しだ!!
「もう少しで味方の船団と合流できるぞ!!」
妨害する陰陽師軍の艦隊を俺と御堂君で次々と撃破しながら海に沈めていき、
出来る限り防御に徹してくれる栗原君と常盤君と鈴置君のおかげで、
船に被害がないままセルビナ海軍の包囲網を突き抜けようとしていた。
…よしっ!!
「包囲網を抜けたぞっ!!」
戦闘海域に到達してからすでに1時間。
俺達はついにセルビナ軍の包囲網の中心へと飛び込むことが出来た。




