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ぶっつけ本番
《サイド:栗原薫》
…さて、と。
ここに来る前にホンの数分で教えた魔術がどこまで役に立つのかは分からないけれど。
ちゃんと沙織の力を受け継いでいるのなら、
ひとまず心配はいらないはずよね?
…実際にどうかはやってみなければ分からないとは言え。
とりあえず成美と二人で防御結界を展開することにしたのよ。
「「エレメント・ガード!!」」
私と成美の声が重なり合って、
属性攻撃に対する防御結界が発動したわ。
…ここまでは成功ね。
まあ、問題は結界が通用するかどうかなんだけど?
その辺りは実際に試してみなければ何とも言えないわ。
「さあ!ここからが本番よ、成美!!」
「うん!」
…私がいる限り。
誰一人として死なせはしないわ!
気合いを込めて前方の敵艦隊に視線を向けてみる。
その間にも私達が乗り込む船は、
陰陽師軍の艦隊への突撃を開始していたのよ。




