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綺麗事なんて
《サイド:御堂龍馬》
…ふぅ。
結局、成美ちゃんまで巻き込んでしまうのか。
最初から分かっていたことではあるけれど。
いざこの状況になってみると、
不安と後悔が心の中を渦巻いてしまう。
…出来ればね。
成美ちゃんには手を汚すようなことはさせたくなかったんだ。
だけどここが戦場で、これが戦争である限りは綺麗事なんて言っていられないのも事実だと思う。
…だとしたら?
成美ちゃんが危険な思いをしないように、
僕が成美ちゃんを守ろう。
覚悟を決めて二人に声をかけることにした。
「二人ともありがとう。だけど危なくなったらすぐに後ろに下がってほしい。約束してもらえるかな?」
「はいっ♪約束します♪」
「私も良いわよ〜。まあ、たぶん大丈夫だとは思うけどね。」
笑顔で答えてくれる成美ちゃんと手を繋ぎながら、
栗原さんも頷いてくれていた。
「とりあえず陰陽師の攻撃は全て防ぐから攻撃をよろしくね〜。」
話し合いを終えて前方に視線を向けた栗原さんは、
成美ちゃんと二人揃って魔術の詠唱を開始したんだ。




