表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
THE WORLD  作者: SEASONS
4月21日
1706/1864

死刑宣告

《サイド:森下千夏もりしたちなつ



…なっ?


…なにっ!?



全身で感じる恐怖によって、

思わずその場にしゃがみ込んでしまったのよ。



…な、何となく。


…ものすごく嫌な予感がするんだけど?



その理由は分からないわ。



たけどね。


何故か…ね。



親友のはずの美春に近付いてはいけないような、

そんな気がしたのよ。



…うぅ~。


…ものすごく嫌な予感がするぅ。



遠く離れた場所で黒柳所長と御堂先輩の二人に囲まれてルーンに関する話をしている様子の美春を眺めながら、

尋常じゃないほその恐怖を感じて体を震わせてしまったのよ。



…何て言うかこう。



ヒシヒシと殺気を感じるんだけど?



親友の美春から感じる殺気。


鈴置美春の表情は笑顔なのに、

私には何故か恐怖の象徴のように思えたの。



…何となく、美春が怖い。



美春が手に入れたルーンの使い道なんて私には分かるはずもないのに。


それでも直感的に危機を感じ取ってしまったのよ。



…果てしなく嫌な予感がするぅ。



直感によって体を震わせる私に、

美春が視線を向けて微笑んでいたわ。



ニッコリと優しく微笑んだはずなのよ。


それなのに私にはその笑顔が死刑宣告のように思えたの。



…こ、殺されるぅっ!?



絶望を感じてしまったことで、

美春の優しい眼差しに耐え切れなくなった私は、

この場から全力で逃げ出すことにしたわ。



…美春から逃げ切るっ!!



慌てて甲板から姿を消したのよ。



そんな私の様子を眺めていた美春は、

誰にも気付かれないように小さく小さく舌打ちをしているような…そんな気がしたわ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ