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THE WORLD  作者: SEASONS
4月21日
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部隊の疲弊

《サイド:鞍馬信彦くらまのぶひこ



「前線部隊に戦闘準備を行うように伝令をだせ!」



急激に慌ただしくなる共和国軍を眺めながら次々と指示を出していく。



「セルビナ軍が動き出すかもしれない!全部隊に警戒体制に入るように通達しろっ!」



…とにかく今は急ぐ必要がある。



夜明けと共に発覚した事実によって、

俺達は早急な対策を迫られた。



…やはりセルビナ軍も疲弊していたのか。



共和国軍の前線部隊からの報告によって、

その事実はすでにリン様やオルバ様にも伝わっているだろう。



…セルビナ軍が必死に隠していた真実はやはりそういうことだったのか。



『部隊の疲弊』



具体的に何があったのかまでは分からないが、

おそらくそうだろうとは考えていた。



「やはり、セルビナ軍は動けない状態だったようだな。」



差し込む朝日によって明らかになった真実。


全部隊を集中させて防衛の布陣を行うセルビナ軍の行動の真意はある程度予想していたのだが、

それでもあえて突撃を行わずに夜明けを待っていたのだ。



…夜の戦いは乱戦になるからな。



そうなれば両軍共に数多くの犠牲を生み出す結果になるだろう。


だが、夜が明ければ互いの軍勢が目視で確認できるようになる。



…これからは無謀な激突を避けて、互いの駆け引きで勝敗を決することが出来るということだ。



夜間の戦いにおいて指揮はほとんど意味を成さない。


指揮官が本領を発揮できるのは太陽の光が差し込む夜明け以降だ。



知略を駆使して効率的な采配を行えるのは夜が明けてからであり、

最善の采配を行えれば例えどんな状況だろうとも勝ち目は出てくる。



…ここからは僕の采配にかかっているということになる。



そのために。


これからどうするかを考えていたところで知り合いが駆け寄ってきてくれた。



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