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夜明けと共に
…ふう。
すでに午前5時を過ぎただろうか?
3方向に展開した部隊の布陣は既に完了している。
あとは実際に戦うだけだ。
………。
空を見上げてみると雨雲は完全に通り過ぎている。
雲一つない空に澄み渡る空気。
…間もなく朝日が差し込むだろう。
早朝の心地好ささえ感じながら、
これから始まる戦闘に気持ちを集中させていく。
今はまだ朝日は見えないけれど夜明けは近い。
そしてその夜明けこそが本格的な戦闘が始まる時だ。
あくまでも予想だが、
セルビナ軍は夜明けと共に動き出すと思われる。
夜の闇の中ではセルビナ軍が何を隠しているのか分からないものの。
日が昇れば明らかになるからだ。
偵察部隊を全滅させてまでセルビナ軍が隠している何か。
それは夜明けと共に明らかになると考えている。
…その事実を確認してからが、この戦いの駆け引きの始まりになる。
共和国軍の部隊をどう配置してどう動かすのか?
それらを決めるのは夜が明けてからだと判断して朝日の訪れをじっと待つ。
…今はただ待つだけで良い。
北条司令官が不在という重圧はまだまだ消えないものの。
ひとまず夜明けまで待ち続けることにした。




