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THE WORLD  作者: SEASONS
4月21日
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1651/2427

対セルビナの布陣

「まずは僕とオルバ様とリン様にそれぞれ1万の部隊を分けたいと思います。」



共和国軍の強みは魔術による遠距離攻撃にある。


その利点を最大限に生かすためには、

広範囲に展開して前線を広げたほうが都合がいいはずだ。



「僕はここに留まってセルビナ軍と正面から対峙しますので、オルバ様は北側に、リン様は南側に布陣してセルビナ軍に対する包囲網の準備をお願いします。」


「ああ、いいだろう。」


「任せておいて!」



僕の作戦を受け入れてくれたオルバ様とリン様は即座に布陣を開始してくれた。



「それじゃあ、行ってくるわね。」



先程まで行っていた国境警備隊の基地の制圧時に率いていた1万の部隊をまとめあげたリン様が国境の南側に向かって移動を開始してくれている。



そうして共和国軍の本陣から離脱していくリン様が布陣を急ぐ様子を眺めていたオルバ様も、

残る2万の部隊の半数を率いて本陣から動き出そうとしていた。



「まずは待機で良いな?」


「はい。セルビナ軍が動き出すまでは待機でお願いします。」



敵軍の全貌が分からない状況で攻撃を仕掛けるのは悪手でしかない。


こちらが万全の状態であれば夜襲を仕掛ける価値はあるものの。


これまでの戦いによる疲労が残る状態で夜戦を始めるのは士気の低下に繋がりかねないからだ。



「セルビナ軍が動き出したらすぐに伝令を送りますので、それ以降は指示通りにお願いします。」


「ああ、きみの指示に従おう。指揮を委ねた以上、どんな指示であっても不満を言うつもりはない。ここから先は遠慮することなく俺やリンを使って共和国軍を勝利に導いてくれ。それがきみの役目だ。」


「はい!ありがとうございます。」



微笑んでくれたオルバ様は感謝しつつ一礼すると。



「期待している」



僕に全てを託してくれたオルバ様も本陣から離脱した。



その結果としてリン様は国境南部に。


オルバ様は国境北部に。


僕はセルビナ軍の正面に留まることになった。



3つの部隊による『対セルビナ軍』の布陣だ。



「夜が明ければセルビナ軍の全貌もおおよその検討がつくはず。だから今は朝日を待つのが最良の策だ。」



そのために今はリン様とオルバ様の部隊の布陣が整うまで待つことにした。




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