それぞれの調査
《サイド:常磐成美》
…はうぅ~。
…足手まといって言われたらどうしよう?
今でも自分の能力に関して何も知らないので、
不安で不安で仕方がありませんでした。
お姉ちゃんと翔子さんの力を受け継いでいるのは確かだとしても、
使い方までは理解していないからです。
…あう~。
…失敗して怒られないかな?
何をするのでしょうか?
何をすればいいのでしょうか?
………。
何も分からないせいで不安を感じて黙り込んでしまいます。
そんな私を見ていた薫が、
優しく手を握り締めてくれました。
「大丈夫!大丈夫!気楽にしていれば良いのよ。」
「…う、うん。」
自信はないですけど。
とりあえずは頑張ってみようと思います。
「が、頑張る…。」
「ありがとうございます。それではみなさんの実験の為に移動をお願いします。」
控えめに呟いてみたことで、
藤沢さんが全員に指示をだしました。
「常盤成美さんと栗原薫さんは私と来て下さい。鈴置美春さんと森下千夏さんはつばめが面倒をみます。それと御堂君は黒柳所長と調査を行ってください」
バラバラに調査をするみたいですね。
「それではみなさん、ご協力をよろしくお願いします。」
部屋を出る藤沢さんに続いて、
私と薫も退室することになりました。
「それじゃあ、私達も行くわよ。」
私達に続いて部屋を出る西園寺さんを追いかけるために、
意識を失ったままの森下さんを引きずっていく鈴置さんも退室するようです。
そうして最後に。
「俺達も行こうか。」
「はい!」
先頭を進む黒柳さんと二人で、
御堂さんも会議室を出るようでした。




