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THE WORLD  作者: SEASONS
4月20日
1426/1587

後回し

《サイド:矢野桃花やのももか



………。



御堂君が帰ってきたけれど。


常盤成美さんと栗原薫さんの二人を引き連れて、

すぐに医務室を出て行ってしまったわ。



これからどこに向かうつもりなのかは知らないけどね。



呼び出しを受けなかったから、

追いかけることはしなかったわ。



その理由は簡単。



御堂君が同行を望まなかったからよ。



本当なら一緒に行って話を聞きたい気はするけれど。


もしもその必要があれば私と里沙も呼んでいたはずよ。



だけど御堂君はそうはしなかったわ。



だから私と里沙は医務室に留まったの。



無理に追い掛けようとはせずに待つことを選んだのよ。



…とは言え。



どんな話をするつもりなのかしら?



正直に言えば興味はあるわ。



だけど召集を受けなかったということは、

私達は知らなくても良いという判断でしょうね。



「結局、あの宝石って何だったのかな~?」



疑問を感じて首を傾げる里沙も気になっている様子見える。



常盤成美が預かり受けたというネックレス。


そこに繋がっていた『宝石』


その宝石を見た米倉元理事長は顔色を変えていたわ。



あれが何かを知っているような…そんな反応だったのよ。



「大事な物なのかな〜?」



…でしょうね。



「だからこそ、その話をする為に医務室を出て行ったんじゃないかしら?」


「ああ~!…ってことは、あそこに行くのかな?」


「ええ、そうでしょうね。」



そしてあの場所は私達には立入禁止区域になるわ。


話を聞きに行くことは出来ないということよ。



「う~ん。待つしかないっていう感じ?」


「そうなるでしょうね。」



それでも必要があれば御堂君が話を聞かせてくれるはずよ。


伝えなくてもいい情報なら一切話さないでしょうけどね。



「それよりも…。」



短い会話を終えて、

里沙に作業を促すことにしたのよ。



「考えていても分からないことは後回しにして、先に治療を終わらせるわよ。」


「あ~、うん。そうね。」



小さく呟いた里沙は素直に作業を再開してくれたわ。



…まだまだ気になってしょうがないという雰囲気はあるけれど。



それでも私達は医務室の作業を終わらせることに専念したのよ。



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