表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
THE WORLD  作者: SEASONS
4月20日
1409/1587

『が』、『も』

「さあ、ゆっくりと話を聞いてあげるわね。乃・絵・瑠・ちゃん♪」



…うぁぁぁぁっ。



無邪気に微笑む美咲さんの瞳が、

まるで獲物を捕らえるかのような危険な雰囲気を放っているように見えるわ。



…これって、もしかして?


…やっぱり、そういう意味なの?



「あ、あの…。美咲さん?」


「ん?どうかしたの?」



極々普通に返事をしてくれる美咲さんだけど。


勇気を出して問い掛けてみることにしたわ。



「えっと。もしかして、美咲さんって…?」



すごく聞き難い質問なんだけど。



「…私ね。可愛いモノが大好きなの。」



質問を言い終えるよりも先に内容を察してくれたみたいで、

美咲さんは笑顔を浮かべたまま楽しそうに笑っていたわ。



「奈々香のそっけない態度も好きだけど、乃絵瑠ちゃんみたいに周りに振り回されて苦労するような子もすっごく可愛いと思うわ♪」



…うあっ。



美咲さんの言葉を聞いた瞬間に『ゾゾゾッ………!!!!』って、

尋常じゃないほどの鳥肌が立ってしまったのよ。



「そ、その…美咲さんって、女の子が好きなんですか?」


「いいえ、違うわよ。」



…あれ?


…違うの?



「女の子『が』じゃなくて、女の子『も』好きなのよ。性別よりも『可愛さ』重視って言えば良いかしら?」



………。


………。


………。



…はぁぁぁぁぁぁ?


…それって男女問わずってこと!?



全く隠すこともないまま堂々と答えてしまう美咲さんはある意味ですごいと思ったわ。



その言葉の意味を理解してしまって、

恐怖を感じてしまうほどにね。



「わ、私は、そんな趣味は…っ。」


「ふふふっ♪」



戸惑い慌てる私を美咲さんは楽しそうに眺めてる。



「本当に乃絵瑠ちゃんは、からかいがいがありそうで…とっっっっても可愛いわね♪」



…うあああああああああああああああああああああああああああっ!?



…完全に狙われてるっ!?



…に、逃げないとっ!



あまりの恐怖に自然と視線が扉へと向いてしまったわ。



…だけど。



「鍵がかかってるわよ。」



…そう言えばぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!



逃げる前に断言されてしまったのよ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ