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THE WORLD  作者: SEASONS
4月20日
1405/1579

露出が多い服

…はあ。



「すぐには乾かないかな~?」



雨でずぶ濡れの制服を脱いでみると。



…うあ~。



思っていた以上に水浸しだったわ。



軽く力を入れただけで絞れるんじゃないかな?って思えるくらいに水分を含んでいるのよ。



…でもまあ。



運が良いと言うか何て言うか、

制服のおかげで幸いにも下着はそれほど濡れてないみたい。



ちょっとは気になるけど。


今は着替えがないから我慢するしかないわ。



…って言うか。



今更だけど、荷物を何も持ってきてなかったわね。



色々と後悔を感じながらタオルで体を拭きつつ深くため息を吐いてみる。



…研究所の休憩室に置いてきたままだったわ。



鞄があれば着替えも用意出来るけど。


今は鞄すら持ってきてないのよ。



…う~ん。



学園に戻れば荷物を用意するくらいは出来るけど。


今更、戻りにくい気がするのよね~。



もしも荷物を取りに戻った時に彩花達と遭遇したら、

とんでもなく気まずい感じがすると思うわ。



…むしろ家に帰ったほうが早いかも?



ギルドから実家までは30分ほどで帰れる距離なのよ。



その気になればいつでも帰れるの。



「でもまあ、とりあえず今は着替えが先ね。」



濡れた髪もタオルで丁寧に水分を拭き取ってく。



見知らぬ場所で、

下着姿で髪を乾かす私ってどうなの?



冷静に考えるとかなり変な状況な気がするわ。



…う~ん。


…とりあえず先に服を着ようかな?



髪にタオルを巻き付けてから借りた服に手を伸ばしてみる。


私よりもホンの少しだけ背が高かった女性の服だけど。


袖を通してみると普通に着れたわ。



しかもすっごく綺麗な服なのよ。



清楚な感じがあるのに、

華やかな色彩も併せ持つ可愛らしい洋服だったわ。



…ただ。



ミニスカートでノースリーブって少し露出が多い気がするかも?



だけどギリギリいやらしくはないと思う。



…何て言うのかな?



派手じゃないけど十分に目立つ感じ?



それでも普段着というよりは、

ちょっとした衣装っぽい服なのよ。



…これって彼女の趣味なの?


…それとも私で遊んでるの?



色々と思うことはあるけれど。


今は文句を言える立場じゃないし。


文句を言うほど怪しい服でもないのよね~。



強いて言うなら時期的にまだ露出の多い服は寒いかもっていうくらい?



学園内と同じようにギルド内も空調が安定してるから、

外に出ない限りはどんな服でも寒くはないでしょうけどね。



ひとまず着替えを終えて髪を乾かす作業を再開してみる。



「制服はどうしようかな?」



絞って水分を落とすにしても、

ここでそれをするのは気が引けるわ。


今更だけど、ここで水溜まりを作るのは申し訳ないからよ。



やるならやるで外でするべきよね。



「とりあえずタオルで包んで外に持って行こうかな?」



その前に髪を乾かさないと、

せっかく借りた服まで濡れてしまうわ。



とにかく急いで髪の毛の水分を拭き取ってみる。



完璧にとはいかないけれど。


それなりに満足したことでタオルを下ろしてみた。



…まあ、これでいいかな?



更衣室の鏡を覗き込んで確認してみた感じだと特に問題はないはずよ。



軽く髪を整えて着替えを終えたわ。



…あとは制服ね。



広げたタオルで制服を包み込んでから、

水滴が落ちないように気を遣いつつ持ち上げてみる。



そして更衣室の扉を開いて通路に出たのよ。



「出口は…?」



記憶を頼りにギルドの中を進んでみるんだけど。


初めて訪れるギルドの内部はちょっとした迷路のように感じてしまうわね。



実際にはそんなことはないと思うんだけど。


知らない場所だからそんなふうに感じてしまうのかも?



曖昧な記憶を頼りに歩みを進めてみる。



…ん?


…あれ?


…ここって?



しばらく進んだところで、

ようやく見覚えのある大きな広間にたどり着いたのよ。



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