確認のために
「常盤成美という少女は今どこにいる?」
「成美ちゃんなら医務室にいると思います。」
…ほう、医務室か。
「怪我でもしたのか?」
「あ、いえ。体調がすぐれないようなので、休んでもらっているんです。」
…ふむ。
…体調か。
まあ、この状況だからな。
一般人が戦闘に巻き込まれれば、
精神的な負担を感じるのも当然だろう。
「大悟、悪いが軍を召集しておいてくれ。そしてセルビナに向けて出航出来るように早急に準備を進めてほしい。」
「はい!分かりました!」
即座に応えてくれた大悟が動き出す。
「西園寺君、藤沢君。急いで研究所に戻って準備を整えるんだ。俺は港に向かって軍を召集する。」
「はいっ!すぐに準備を整えます!」
「分かりました。出来る限り頑張ります。」
指示を受けて研究所に走り出す二人とは反対に、
大悟は校門へと走り始める。
「町の様子を確認したあとで安全と判断したら警報を鳴らしますので、民間人の解放をお願いします。」
「うむ、頼む。」
「それではっ!」
一礼してから港へと急ぐ大悟を見送る。
そしてこの場の守りは重郎と由美に願うことにしよう。
「悪いがしばらくここの防衛を任せる。俺はウィッチクイーンが残した宝石を確認してくる。」
「分かりました。それではここで待機しておきます。」
「もうそれほど戦力も残ってないでしょうしね。竜の牙が攻めてきても撃退しておくわ。」
「ああ、すまないな。」
快く引き受けてくれた二人に感謝しながら御堂君へと振り返ることにした。
「俺達は医務室へ行こうか。」
「はい!」
先導してくれる御堂君と共に校舎に向かうことにする。
「とりあえず俺達も行くか。」
「おっけ~。」
「ええ、そうね。」
背後から追い掛けてくる長野君と芹澤君と矢野君の3人も共に医務室へと急ぐことになった。




