表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/49

第33話 贈り物

気が付いたらPV10,000ユニーク2,000を越えていました!

ありがとうございます!

今後も『異形種たちのダンジョン計画!』をよろしくお願いします!

今回は説明回ですね。天からの贈り物です。

でわ、第33話をどぞ!


 まず、魔族について説明をしておこうと思う。



 魔族とは、この世界に存在する種族の一つで生体内部に魔素を多く取り込むことができ、魔力の変換効率が人族と比べて高い。


 故に嫉妬した人族たちはその魔族の力と魔族特有の業を盗むために侵攻を開始した。


 侵攻は何年にも続き今では人族側は『魔族側が人族側に侵攻してきている』という考えをするようになった。


 主に教会側で情報操作はあっただろうが、ほとんどの人族はそういう人族至上主義とまではいかないものの、少なくとも魔族を見れば嫌悪感を抱くような考えをこの永い侵攻で定着してしまった。


 そこで人族は侵攻してくる(・・・・・・)魔族に対抗するため異界から勇者と呼ばれる存在を召喚してしまった。


 ここからは勇者の説明になる。


 しかしその召喚された勇者は「戦闘」の「せ」の字も知らない子供だったそうだ。


 そのことに焦った各国の王たちは自国で所有している迷宮をクリアしてもらうことで鍛錬させようと考えたわけだ。


 ここで俺たちの迷宮が勇者の敵に回ったことがわかるだろう。


 俺の迷宮には勇者は来ないだろうがそれでも強化しておくに越したことはない。



 その強化についてだが一つ報告することがある。


 なんと迷宮にアップデートが入った。


 最初は何が何だかわからない状態だった。


 というのもいきなり頭が木っ端みじんになるような痛みが起きた。


 頭無いとか言うなよ。


 今から思えばあれがアップデートの最中だったのだろう。


 痛みの中を頑張って天に言った。


 メールで。


 そしたらこう返ってきた。



◇◆◇


 皆済まない。

 頭に激痛が走っただろう。

 必要なことなのだ。

 私が調査していると君たちの迷宮にどうやら不備があったようでね。

 その不備を直したんだ。

 色々やりやすくなったと思う。

 まあアップデートした思ってくれればいいよ。


 具体的に何ができるかというと……


 まず一つ目は君たちの中で物のやり取りや交流の仕方を一新させた。


 そして二つ目、迷宮内を自由にいじれるようにした。

 これは迷宮内の【環境設定】と【構造設定】、そして【種族設定】についてだ。

 詳しく説明すると【環境設定】はその名の通り階層ごとの環境を自由にできるものだ。今までは只のレンガのような壁でできた迷宮だったはずだ。そこを自由に草原にしたり、廃坑にしたりと設定できるようにした。

 次に【構造設定】だが、これは自分の迷宮に魔法が使えなくなるエリアを設置できるといったものだ。重力を重くして動きを制限させるとかだね。もう既にやっている者もいるようだけど、君たちがやったものは罠扱いだろう。罠は発生装置が破壊されるとその効力を失ってしまう。そしてまた同じ罠を設置するには一定時間使えないというデメリット付きなんだ。それを無くしたのがこの【構造設定】だ。

 君たちの発想は面白い。楽しみにしてるよ。

 最後の【種族設定】だが、これは至ってシンプルだよ。自分のモンスターに【自動進化】と【役割取得】を付与するといったものだ。【自動進化】は敵を倒せば倒すほど経験が溜まり種族の進化が行われる。例としては、小鬼(ゴブリン)小鬼兵(ゴブリンソルジャー)になり小鬼王(ゴブリンキング)まで進化するということを例にあげておこう。そこで活躍するだろう【役割取得】だ。弓が得意な者は弓士に、剣が得意な者は剣士に、魔法が得意な者は魔法士に、剣を極めたものは剣神に、魔物より人を相手にしていると剣士から剣闘士に……というものを君たちのモンスターにも付与しようということだ。これで戦術の幅が広がるだろう。


 長々と済まない。三つ目だ。これは君たち全員に試してもらっている浮魚(フロートルフ)のことだ。これは戦闘を主としたモンスターではなく、運搬や移動のために特化したモンスターとなっている。これは事前に言ったが、一応君らの魔力で作られた生物だ。君らの特定のモンスターと同じ生成の仕方だが他のモンスターと異なるところがあるのが分かるだろうか。それは、君たちと同じ(・・・・・・)ということだ。簡単に言うと、この世界では存在しない生物という意味だ。この浮魚(フロートルフ)は私が考案した生物で、君たちの迷宮に役立てるよう与えたものだ。誰かのようにたどり着けないような場所に迷宮があるようなところにはなかなか役に立つと思う。こういうのはまたあると思うからよろしく。


 これで詳細は伝えきったよ。

 長文だったが大切なことだ。

 これで自由に迷宮を強化してくれ。



               天より



◇◆◇



 だそうだ。


 やり方はなんとなく分かる。


 頭に情報が流れ込んだことで生まれた時から既に分かっていたような感覚だ。


 これで魔族に対する強化ができる。


 罠として設置していた重力エリアを【構造設定】で設置する。


 一酸化炭素中毒に陥るところも同じようにする。


 そして念願の【環境設定】だ。


 もう決めてあるのだ。


 第一~二十階層はデフォルトのレンガ造りでポイズン(スライム)・パラライズs・ファントムs・アシッドs

 第二十一~三十階層には草原でファイヤーs・ウォーターs・ウィンドs・ソイルs

 第三十一・三十二階層では火山でマグマs、第三十三・三十四階層では氷山でアイスs、第三十五・三十六階層では鉄鉱山でサンダーs、第三十七・三十八階層では高山でアースs、そして第三十九階層では四種全てのスライム、第四十階層では火山・氷山・鉄鉱山・高山のうちランダムで切り替わるように設定した。

 第四十一~六十階層は滅んだ後の都市に設定した。因みにモンスターは以前設定したのと変わっていない。都市は大きく設定したが次の階層への階段は民家の中にあったり、路地裏の中にあったりするので是非挑戦者には探してもらいたい。

 第六十一~八十階層はどこに壁があるかもわからないような真っ暗闇に設定した。初めは暗闇に慣れてきた目にシャインs・レイs・グリンsを食らわせる。そして後の方になると、ダークs・シャドウ・ステルスsで奇襲するという完璧な作戦だ。

 そしてご存知の通り、第八十~九十九階層だが海だ。ここは何も変わっていない。

 最後に百階層は無重力に設定した。試しにやっただけだったが思いのほか楽しいのでそのままにしている。スライムは決まった形をとらないから死角が存在しない。故に宙に浮いたとしても戦うことができるのだ。我ながらいい考えだと思う。




 これで全ての設定が終わった。


 ん?【自動進化】と【役割取得】はどうしたかって?


 スライムには進化そのものが存在しなかった。


 タイプは変わっても進化はしないらしい。


 これが分かった時ちょっと泣きそうになった。







 さて、これで魔族と勇者に対抗できる。


 疑問に思っただろうか。


 勇者だけなのでは、と。


 だが世の中はそう上手くいかない。


 魔族と俺たちが敵対しているわけを話そう。


誤字脱字や矛盾点などが見つかりましたらどんどんお願いします。

評価とブクマよろしければお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ