第28話 帰途
遅くなってしまい申し訳ございません!!
大学も始まり一週間おきの投稿となりますがご容赦ください。
でわ、第28話をどぞ!
『呼んだか。主よ。何用だ?』
「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
えええええええええええええええええええええ!?
何で!?
俺としては翼竜を想像していたんだが…。
何故に天星龍!?
俺とこの少女だけが乗れれば良かったのに…。
『すごい……』
そ、そうか?
『うん。こんなドラゴン見たことがない…』
『主。我は主による召喚を経た種族名:龍種、個体名:天星龍と言う。空の支配者であり、星を操る者であり、世界を見守る者でもある』
「グルルルルルルッ!!グララララァァァァ!!」
そ、そうか……。
『それで何用にして我を呼んだのだ?』
「グルルルル?」
ああ、俺とこの子を連れてあの島に戻ってほしい。
『承知』
「グラア…」
『誰かこっちに来るよ!!』
『ほう…我の威圧の中向かってこれるのか…。虫けらの中でもマシなモノがいるのか…?』
「グラアアアアアア……?」
む、虫けら…。
『二人…?』
分かるのか?
『うん。なんとなくだけど…』
そういう能力か…?
『分からない…』
帰ったら調べよう。
『来るぞ。主』
「グルル」
こちらに来たと思われる人は二人。
法衣を着た女性と一兵士。
追手とはまた違った風貌だ。
女性の方が偉そうだ。
するとその女性が俺らの方を見て睨むと、すぐに天星龍の方へと顔を上げた。
「突然のご無礼お許しください。空の支配者ともあろうお方が何故この神の国アルテシアに…?」
『主に呼び出されたが故に』
「グルルルルルルルル!!」
「主というのは……?」
『そこにいる』
「グラアア」
俺とこの子の方を指す。
やっぱり俺が主なんだな…。
「っ!!?あの魔物と異人どちらでしょうか?」
『主はモンスターの方だ』
「グラララァァァァァ」
「そんなっ!!何故魔物ごときにあなたのようなお方が付き従うのですか!!?」
やっぱりそう思うよな…。
だって気迫が違うもん。
『主を侮辱するつもりか!!虫けらが!!』
「グラアアアアアア!!」
「む、虫っ!!?魔物ごときに何をそんなにムキになっているのです?所詮こいつらは人を脅かすだけの存在。あの方によって作られた欠陥品ではないですか!!それを主などと呼ぶなど…龍種も堕ちましたね……」
『黙って聞いてれば先ほどからの主に対する侮辱!!万死に値するぞ!!』
「ガアアアアアアアアアアアア!!」
「やってみなさい!!これでも私はこの世界の神なのです!!なめないでくれますか?」
『いいだろう!この我が――』
「グララララアアアア――」
もういい。
『え、いいの?』
いい。帰るぞ。
『あ、主…?』
「グルル…?」
【帰るぞ】。
『しょ、承知』
「グルッ!!」
かわいそうなことをしたな。
あの女性には。
啖呵は切っていたが膝が笑っている。
この島の責任があるのだろう。
すまなかったな…。
「っ!!何故――!?」
俺たちは天星龍の背に乗る。
結構ふわふわしているな。こいつの背。
帰ろう。
『ははっ!!』
「グルルル!!」
茫然自失とした女性を置いて、俺たちは帰途に就いた。
良かった…。戦闘にならなくて。
めんどくさいからな…。
こうして俺たちはひと悶着あったが無事我が家に帰れたのだった。
「このような仕打ち…!!許しません!」
「ア、アルテナ様……?」
「急いで、あの魔物に天使たちを送りなさい!!見つけ次第抹消して下さい!!」
「ひぇ!!は、はいいぃぃぃ!!」
一兵士は出動命令を城の中に伝えに走っていく。
よってこの声は聞くことはなかった。
「この私を虫けらと侮辱した上に無視とは……!絶対に許しません!!」
一兵士では耐えられないほどの殺気が周囲にまき散らされていたのだから……。
誤字脱字や矛盾点などが見つかりましたらどんどんお願いします。
第27話誤字有りにつき修正。消化を昇華に変更。
2017年9月25日21時53分修正完了。




