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第27話 天星龍

遅くて申し訳ありません!

今回は天星龍視点です。よろしくお願い致します。

キーワードの中に『他者視点多め』を追加しました。

でわ、第27話をどぞ!


 我は支配者だった。


 我という存在はこの星の世界のモノではない。


 我は崩壊世界より生まれた。


 人族もいた。悪魔族もいた。神もいた。


 しかし今は存在すらしない。


 我が昇華する時には我の他に生物はいなかった。


 我以外が全滅したのは我が生まれて五億と十二年が経った頃だ。


 原因は自爆。


 世界には真化学というモノがあった。


 どこにでもあるような国が戦争を開始し戦乱の幕開けとなってしまった。


 真化学ではこの世の理を解き明かすものであり、この世界全ての者に関わることだった。


 ある時気づいた者がいる。


 この常識となりつつある真化学を利用すれば戦争に勝てるのではないかと。


 そのものは国に進言し秘密裏に研究を進めた。


 しかしそれは人族には荷が重かった。


 研究の結果出来上がったのは破壊と崩壊とありとあらゆる生物の消滅のみだった。


 生き残ったのは昇華のため力を集めていた我のみ。


 我が目覚めた時にはすべてが終わった後だった。


 我は初めてそこで怒りが沸いた。


 戦乱の幕開けとなってしまったこの世界に。


 そして何も出来ずに死んでいった仲間たちを守れない自分に。


 その後我は人族たちの研究の原因を調べた。


 戦争の為ではなく。


 私利私欲の為でもなく。


 我を殺す為でもなく。


 すると真化学を調べるうちに一人のある者に出会った。


 我は問う。


『汝がこの世界の元凶なのか?』


 ある者は答える。


『否定はできないかな…。この世界にはいずれにしろ『真化学』を与えるつもりだった。でもその時にはすでに死と隣り合わせのような世界になっていた。私は与えると同時に己の甘さを知った。『真化学』には戦争の道具として使われた。『真化学』とはこの世界の理のようなものだ。それに干渉し利用すれば間違いなく理に多少のずれ(・・)が生じる。このずれ(・・)が世界の崩壊へとつながった。すまない』


 ある者は我にある提案をした。


『この世界はじきに消滅する。君は昇華したてで不安定な存在だ。私が新たに世界を創造するからまた過ちが起こらないように見張っててくれないかい?』


 我は思う。そして応える。


『いいだろう。行ってやる。汝が過ちをしたときは我が責任もって止めて見せよう』


『ありがとう』


『よい』


 こうして我はある者の世界へ降り立った。





 ある者は用事のため異なる世界へと進んだが、我は残った。


 この世界で過ちを起こさぬように。


 もう一度やり直すために。




 永くこの世界にいると時を忘れる。


 この世界に様々な生物が生まれた。


 神と名乗り支配する者。


 管理者だといい見守っていく者。


 私利私欲のため動き回る者。


 しかし我の世界と比べてまだ平和だった。




 我の住処はある島だ。


 その島の空の上に神気取りの能無しどもがいるが。


 結界で隠してあるようだが我には丸見えだ。


 今のところ無視しているが目障りには変わらない。




 ある時その島に我以上の存在が現れた。


 懐かしい感じだ。


 強制的に支配下に置かれたが不思議と嫌悪感はなかった。


 ある者の気配と同じだったからだ。


 この者なら従ってもよいと思った。


 その者が生まれてすぐに島の上に陣取る虫けらどもの島に移った。


 我は真化学により空を飛び続けているが、他には真似できんだろう。


 我のみが使える能力のようなものだ。


 しかし我とは異なる方法で主は飛び、島に降り立った。




 何やらもめているらしいが…。


 良く見えん……。




 目を凝らしていると主からの要請が来た。


 転移魔方陣が現れる。


 遠く離れた場所に魔力を込めるだけで瞬時に移動できる魔方陣のことであり、これを利用したのが召喚魔法だ。


 主が我を呼ぶのだ。


 行くしかなかろう?


 視界が白に染まる。


 眩しさはない。


 目を開けるとそこは白の国。


 目の前には主と少女。


 周りには次々と失神していく虫けらども。




『呼んだか。主よ。何用だ?』

「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!」




 主は強大な覇気を持つ王者だ。




 このようなものに出会えさせてくれたことに感謝するぞ……。




 (ある者)よ。




誤字脱字や矛盾点などが見つかりましたらどんどんお願いします。

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