第24話 異人
投稿遅れて申し訳ございません。
課題優先でしたので遅れてしまいました。
でわ、第24話をどぞ!
『条件を満たしました。『十五重の枷』の第一枷を解放します。【大罪】憤怒を手に入れました。』
ナニコレ!?
今の今まで反応や詳細すら不明だった『十五重の枷』がなんか発動したんだけど!?
憤怒…?
七大罪の一つだっけ……?
漫画で覚えた。
でもなんで今発動したんだ?
俺がこの子に対して剣を振るったこの騎士に怒りを覚えたから…?
まあいい。まずはこの状況をどうにかしなくてはならない。
こんなに余裕に他のことを考えられるのは俺の能力である『攻撃無効』のおかげだ。
この騎士等四人が俺に向けて剣を振るう。
何かの剣術のようだがこの子の身体全身に膜としてへばり付いている俺は無傷だ。
騎士の顔に疲労が見えてきた。
そりゃあれだけ剣を振るっていたら疲れてくるだろう。
剣や鎧は決して軽いものではない。
攻撃されてからかれこれ三十分ぐらい経つ。
こいつらよくこんなに動けるな。
感心するわ。
だけど俺には傷一つつかない。
さてそろそろ反撃するかな…。
【大罪】憤怒発動…。
『発動を確認しました。発動時のみ『消滅』『破壊』『崩壊』の能力を起動します。』
相手の武器武具を対象にし、『崩壊』…。
『視界内にいる騎士四名暗殺者二名の武器武具が『崩壊』します。』
なんか騎士以外にもいたけど気にしないことにする。
目の前の騎士四人の身に着けている剣や鎧、衣類までも土のように崩れていく。
騎士は狼狽えている。
当然だろう。
目の前のモンスターに攻撃が当たらないと思ったら自分が所持するものほぼすべてが無くなったのだから。
俺も驚いた。
『崩壊』強くね?
そうこうしているうちに騎士がスッポンポンになる。
全員が男だから目に毒だ。
全員何とも言えない顔で逃げてった。
ざまあみろ!
『何…?これ…』
俺の中にいる子供の声だ。
『武器が…無くなった…?』
『今のはあなたのおかげ…?ただの魔物じゃないの?』
俺はモンスターだ。それより何で追われていた…?
『もんすたー?……追われていたのは私が異人だから』
異人?
『そう異人。前世の記憶持ちの人のことをそう呼ぶ』
じゃあ君は前世の記憶を持っているのか?
『うん。魔物の君には分からない世界からきた記憶はある。確か…日本だったはず』
はずって詳しく知らないのか?
『うん。思い出そうとしたら頭の中に靄がかかってよくわからない』
そうか…。で?
『?』
いや、どうして異人なら追いかけられるんだ?
『私たち異人は他の世界の知識などを持ってる。これがこの世界の神様には気に食わなかったみたい』
……その神の名は…?
『アルテナ神だったと思う』
アルテナ神?
『そうこの世界の神であり、この神の国の長でもある』
ここは神の国なのか?
『知らなかったの?』
そんなに目を見開いて驚かなくても……。
『だってここは魔物は絶対入れないように結界がある』
へ?どこにもないぞ?
『えっ?だってそう習ったし…』
誰に?
『ムナ様に…』
それは誰だ?
『神官様のこと。私たち異人にも優しく教えてくれた』
そのムナって奴に今から会えるか?
『いいけど…。足にケガして…て…?』
その傷なら治しておいたぞ。
『あ…ありがとう…。ぐすっ…』
何で泣く!?まだ痛いのか?
『傷を治してくれたり、こんなに優しくされたのは初めてだから…』
そ、そうか…。
『…なんか人間みたいだね?あなたって…』
そ、そうか…?それよりもそのムナってのはどこにいるんだ?
『この時間なら神殿にいるはずだけど…』
よ、よし行こう。聞きたいことができた。
『分かった。案内する』
頼む。俺はそのまま君の身体に膜を張ってるから気にせず行ってくれ。
『どういうこと?』
普段からこういうことが起こってるんだろう?足の傷を治した時に背中に傷があった。あれは今回の傷ではない。
『……そう。私たち異人はいつもこんな感じだから…』
全て治したがまた起こるだろうし…。このまま俺が張り付いているから気にせずムナって奴のところに案内してくれ。
『……うん。ありがとう』
この島少しおかしいな…。
島がおかしいのか世界がおかしいのか分からないが、天に会う必要がありそうだ。
アルテナ神ってのも確かめなくてはならない。
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