切実にやめてほしい(ガチトーン)。
信楽兄弟編終了。今後も登場人物が増えていく…かもしれない。
そして信楽…じゃなかった契と兄弟ゲンカの仲裁に入ることになりました天使李生です。
したくもない役目を背負わされたけど、首を突っ込んだからにはやるしかない。
本日行う兄弟ゲンカ作戦はいたってシンプルで空き教室で信楽兄弟が本音をぶつけ合い僕が間に入るだけ。
信楽有馬の方は何も知らないまま空き教室に呼び出した。
「李生ちゃん!俺に話ってな…は?なんで契もいるの?」
一気に不機嫌になる信楽有馬だが、今から始めることは既に決定事項なのである。
僕は敢えて厳かな空気を醸しながら口を開いた。
『今から君達の兄弟ゲンカを始めます』
「ん?え?」
『契からは色々聞いてるけど、とにかく本音をぶつけ合いましょう』
「(゜〇゜;)?????」
いきなり始まる兄弟ゲンカに信楽有馬は理解不能と言いたげにびっくりしている。
僕もおまえと同じ状況に代わったらきっとそうなっているだろうね。
契はそんな兄を愉快そうに見ていた後サッと手を上げた。
「はい」
『どうぞ』
「兄さんの顔が良ければなんでも許されると思ってそうな甘ったれた考えが嫌いです」
「?!(・◇・;) 」
契は終始とても良い笑顔だった。
爽やかなのに言葉が辛辣すぎて笑う。
初っ端飛ばすね、おまえも。
だいぶ辛辣な言葉出てきたよ。
信楽有馬は契の刺すような発言に絶句していた。
契はきっと普段上部は取り繕ってるから相手を傷つけるようなことは言わないんだろうな。
『だそうですが、反論は?』
「………」
黙り込んだ信楽有馬は混乱と困惑が入り混じった顔をしていた。
まぁ多分本音をぶつけ合うなんてしたことないんだろうし、これが普通か。
と思ってたら信楽有馬も吹っ切れたのか口を開いた。
「顔がいいから何でも許されるわけないだろ!
俺はずっと普通がいいって思ってたよ!」
「は?何それ当て付け?」
「お前みたいに人付き合いうまくないし、顔だけ好かれて嬉しくなんてない!」
「いやそれ贅沢だからね?
兄さんは僕がもってないもの皆持ってるくせに何いってんの?」
僕の存在はどこへやら、ヒートアップしていく会話。
うーん、仲裁入る隙ないな、一旦黙っとくか。
「俺の彼女は皆お前を選んだじゃん!
俺なんかよりお前の方が魅力あるってことだろ?!」
「僕より兄さんの顔の方が好きらしいよ」
「ほら顔!だから嫌なんだ、顔で見てくる女は!」
「僕はその顔に負けたんだけど、ほんと嫌い。
今もチャラチャラして軽薄ぶってさ、なんなの?
自分に酔ってて楽しい?」
「なっ…!」
嫌い、酔ってる、と吐き捨てた契に信楽有馬は言葉に詰まっていた。
契の黒い部分全開の発言が堪えているようだ。
契も結構毒舌だなぁ。
「俺はお前みたいに真っ直ぐな人間じゃないし、できた人間じゃないからこうでもしてないと保てないんだよ」
「…何それ、兄さんが勝手に自滅してるだけじゃん」
「そうだよ!勝手に嫉妬してんだよ!」
バッチバチに行われている兄弟ゲンカをただただ眺める。
僕必要だったかな?まぁいいけど。
「最後に言っておくけど僕は謝らないからね、悪くないし」
「はぁ?謝られたって何の意味もないし別に要らねぇよ」
「…あっそう、僕は言いたいこと言ったから終わりで」
『仲直りとかはしないの?』
「しませんよ、気持ち悪い」
「はぁ!?こっちのセリフなんだけど!」
相変わらず仲悪いなぁ、でも漸くお互い不満を言い合えたらしい。
『今後僕を取り合うのはやめてね』
「僕は李生先輩のこと好きだから話すのをやめるつもりないです」
『えっ』
「俺だって李生ちゃんのこと好きだから話すのやめない!」
『は?』
なんでそうなる??
単に張り合ってるわけじゃなかったってこと?
平和でいたいから寄ってこないで欲しいのに。
『話しかけないで欲しい…』
「無理です(ヾノ・∀・`)」
「そんなこと言わないでよ…!」
契からは即答され、有馬からは縋られそうになった。
別に僕は仲良くなりたくて関わったわけじゃないんだけど…。
その後瀬尾からは「着実に総愛されの道に進んでいるな!」と笑顔で親指を立てられた。
ムカついたので親指を掴んで逆方向に捻ってやった。
「李生先輩!今日一緒にご飯食べましょ?」
『お断「駄目!李生ちゃんは俺と食べるの!」君とも食べないよ』
「兄さんは生徒会で食べるんでしょ、引っ込んでてよ」
「絶対嫌だ!てか、たまには生徒会以外の人とだって食べるし」
信楽兄弟は交互にやってくることはなくなったが同時にやってきて取り合うようになった。
ケンカのせいか前よりは仲の悪さはマシなようだけどこの現状は物凄く目立つし、嫌だな。
切実にやめてほしい(ガチトーン)。
瀬尾「最近信楽兄弟に奪い合いされてるが、その心境は?o(*゜∀゜*)o」
『早く飽きてどっか行って欲しい』




