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普通の大学教授の祖父だと思ってたのに  作者: 綿ダッコ
第1章〜幼馴染〜

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第6話 遅刻

 「杏堂くん?」


「あっ、先生どうしたんですか?」


 入学式から2週間ほど経ち、咲翔は朝早くから教室に着いていた。


「今日の放課後、3組の教室に集まってくれない?進路関係の話があるから」


「分かりました」


「それにしても、早いわね」


「葵音が早いのもあるんですけど、勉強もしたいので」


「新口さん?確かに、あの子も早かったわね。じゃあ、頑張ってね」


「はい」


 特進クラスの話かな?


 その後授業が終わり、放課後になっていた。


「なぁなぁ咲翔、2年の歴史って日本史と世界史どっち取ったん?」


「日本史。世界史は、カタカナが多いから辞めた。あと、おじいちゃんが日本史ってのもあるけど」


「俺は真逆や。漢字の方が覚えられん――」


 放課後になってから、5分ほど雑談していた。


「――そういえばさ、城洛大学行くってことは特進クラスに行くん?」


「うん、そのつもり…………あっ!!集まりあるんやった!!」


「え!?急がな」


「やばいやばい」


 咲翔は、新品のバックを少し引きずり、急いで教室を出た。


――一方その頃、葵音は


「あれ、杏堂さんは?誰か知っている人居ない?」


 咲翔、遅い。もう5分経ってる…………。もしかして、帰った?


「私、探してきます」


「よろしくね」


 葵音は、静かに扉を開けた。


――バンッ


 咲翔、忘れてるとかある?特進クラスの話だよ?

流石に…………あっ、咲翔だ。


「もう、遅いよ…………」


「葵音…………ごめん、完全に忘れてて友達と話してた」


「早く、行くよ」


 2人は、3組の教室の扉を開けた。


「すみません…………完全に忘れてました」


「今度からは気を付けてくださいね。じゃあ、特進クラスについて――」


 咲翔が遅刻するなんて…………。

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