表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
普通の大学教授の祖父だと思ってたのに  作者: 綿ダッコ
第2章〜楽しいひととき〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
22/74

第21話 お祭り

 「一旦、戻るわ」


「うん、いつものところで」


「咲翔お兄ちゃん、早く来てよ〜」


 15時になった。浴衣を着るために自分の家に戻った。


 十数分後、通学の時にいつも葵音を待っているところで待っていた。

浴衣なんて久しぶりに着たな。簡易タイプやから着るのは簡単やったけど、いつもよりかは動きにくいな。


「咲翔お兄ちゃん〜」


 遠くから、奈緒音の声が聞こえてきた。

奈緒音は、葵音に抱きかかえられていた。


 …………葵音、小6のときよりもかわいくなってるな。葵音は水色の浴衣、奈緒音はオレンジ色の浴衣。身長は変わっている。けど、昔から同じ色。


「お待たせ。奈緒音、降りて」


「うん!!」


 奈緒音を真ん中にし、手を繋いで歩いた。


「綿菓子あるかな?」


「あるんじゃない?」


「バケツタイプとかもありそうやな」


 郭地神社の鳥居前まで来た。鳥居前から、出店が並んでおり、警察官も交通整理をしている。


「やっぱり、人が多いやな」


「これから、増えてくるだろうね」


「わー、いっぱい並んでる!!」


「こら、勝手に行っちゃダメだよ!!」


「元気やな(笑)」


「お姉ちゃん、射的やりたい」


 射的か。定番中の定番やな。…………葵音と奈緒音を狙ったかのような品揃えやん。


「らっしゃい。1回10発で500円だよ」


「じゃあ、2人分お願いします」


「毎度。お兄さんはやらないのかい?」


「じゃあ、やろうかな」


 先に、葵音と奈緒音がすることになった。2人は横並びになり、銃を構えた。


「えい」


 葵音が放った球は、お菓子の箱に当たった。


「おめでとう!!この調子で頑張れ」


 葵音は、残りの球も外したりしながら、お菓子を3つ取っていた。


――一方その頃、奈緒音は


「えい!!」


 奈緒音は、下段のシールを狙っていた。


「もうちょっと、上に上げてみたら?」


 隣の葵音にアドバイスをしてもらったが、落ちることはなかった。


「取れなかった…………」


「よし、任せとけ」


 次に咲翔が、銃を構えた。

咲翔は、奈緒音が狙っていたシールに照準を合わせた。


「あー、当たらんかった」


 1発目は当たらなかった。すぐ、球を詰めて照準を合わせる。


 もうちょっと、下か…………。


「咲翔お兄ちゃん、すごい!!」


 咲翔の放った2発目は、見事にシールに直撃した。

その後、咲翔の残りの球は当たることはなかった。


「咲翔お兄ちゃん、ありがとう!!」


「あの銃、結構重かったんちゃう?」


「確かにね。奈緒音には重かったかも」


「うん、重かった」


「お腹空かない?」


「空いた」


「何食べる?」


「お姉ちゃん、焼きそば買って!!」


 奈緒音が指を指した先には、『メガ盛り焼きそば』の看板があった。


「奈緒音、食べきれないでしょ。お姉ちゃんと半分分けするなら良いよ」


「分かった!!」


 射的の景品を咲翔に預け、2人は焼きそばを買いに行った。


「すごい多いね」


「そうだね。落とさないようにね」


「うん!!」


「あっ、そうだ。咲翔お兄ちゃん、写真撮って」


「食べながら喋らないの」


「じゃあ、食べてや。はいチーズ」


「撮れた〜?」


「はい」


 スマホの画面を、3人で覗き込んだ。


「あは、何この顔(笑)」


「すごーい!!」


 3人は、通路の端で笑い合った。そんなことをしながら、焼きそばを食べ終え、出店の並びも終盤になる頃には咲翔のお腹も満たされていた。


「お姉ちゃん、トイレ行きたい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ