表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
普通の大学教授の祖父だと思ってたのに  作者: 綿ダッコ
第2章〜楽しいひととき〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
17/60

第16話 格闘技

 「う、うーん…………」


 先に起きたのは、咲翔であった。

カーテンの隙間から、淡いオレンジの光が差し込んでいる。


 よく寝た。今何時や?


 咲翔は、机のスマホに腕を伸ばす。


 葵音を起こさんように…………って、18時!?

え、寝たんが13時ぐらいやから…………5時間も寝たん!?寝過ぎやろ…………。

…………そろそろ、葵音を起こすか。


 咲翔は、頭を起こそうとした。

すると――


「うーん、行っちゃダメだよ…………ベリー」


 ちょっ、動けんて…………。足で上半身をガッチリ押さえられてる…………。というか、夢の中でも同じことしてる?

やとしたら、格闘技でもしてんのか?

じゃあ、怖すぎやろ。多分、相手逃げてるところを追いかけてるって…………。


 足を絡められて、30分ぐらい経った。…………苦しい。一瞬緩んだ隙に、抜け出した。


「葵音?もう18時半やで。5時間も寝てる」


「……おはよ、咲翔。今何時?」


「18時半。5時間も寝てたで」


「そんなに寝てたの!?」


「うん。…………というか、何の夢みてたん?」


「えっと…………ぬいぐるみと格闘技する夢」


「でしょうね…………」


「え、なんで分かったの!?」


 自覚無いんかい…………。


「寝言も言ってたし、多分やけど俺も同じ技受けてた…………」


「もしかして、足技?」


「うん…………」


「え、大丈夫!?」


「大丈夫やけど…………ちょっと恐怖を感じた。寝言と行動を見るに、逃げてるところを捕獲してって感じやから…………」


「確かに、そんな感じだったかも…………」


 良かった…………。あれ以上、何かされてたらガチで大丈夫じゃないところやった…………。


「とりあえず――」


――ガチャ


「2人とも、晩御飯にする?」


「お母さん、そうする。咲翔も食べて行かない?」


 葵音は乱れた髪のまま、咲翔に近づいていった。


「ごめん。今日は晩御飯までに帰ってきてって言われてるから…………」


「えー、今からでも許可取ってよ…………」


「こらこら、じゃあそろそろ帰るの?咲翔くん」


「はい、ありがとうございました」


「いえいえ、明日からも葵音をよろしくね」


 咲翔は玄関に行った。葵音、那津もお見送りのために、玄関に行った。

葵音は笑顔で手を振っていたが、段差のギリギリのところでバランスを取っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ