↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒色の月の下で-奇怪  作者: 亡久むふ
人類感情暴走理論

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6/7

癌想

 微笑んでいた連綿の片手に粒子が集まりだす。

"そうだ。特別に教えたげる。

この粒子はね、人々の腐敗した感情そのものなんだ。

そして、私自身も腐敗した感情の成れ果て。

全部まとめて癌想とでも呼ぼうか。"

そう言いながら、連綿はクロを指差す。

それと同時に粒子が肉体を作り出し、突進してくる。

〝感情 憎しみ〟

突進してくる癌想とやらは、龍に姿を変えた。

〝剣技 雷鳴〟

クロは雷鳴を宿した刀を振るい、龍に斬りつける。

癌想の肉体はライオンの魔物と同じく丈夫で肉体を裂くことなく刀が止まる。

龍が突然咆哮をあげると隕石が一つ落下してきた。

「お兄さん!癌想?はぼくに任せて!お兄さんなら隕石壊せるでしょ!」

銀はクロへ信頼したような口調で言う。

クロは頷き銀に癌想を任した。

〝恋術 裏切り〟

銀が癌想へ一直線上の斬撃を放つ。

当然、癌想に斬撃は命中した。

しかし案の定、斬撃如きでは傷をつけられない。

癌想が大きく咆哮をあげた。

銀は放たれた衝撃波に打ち飛ばされる。

瓦礫へ頭から激突し銀の意識は一時的に途絶える。

 〝憑霊 非 壊滅〟

クロは隕石に手を向け拳を握りしめる。

直後、轟音と共に隕石が破裂する。

"憎しみ。行け。"

連綿が冷たく癌想への指示を出す。

瞬く間に癌想はクロの目の前に現れた。

 癌想が咆哮をあげようとした瞬間、月光竜が現れ癌想へ突撃する。

「むんどら!」

癌想は地面に叩きつけられ動きが鈍る。

「ごめんね!癌想くん。

これ、卑怯だからやなんだけどねー」

クロは即座に癌想の元へ駆けつけ、頭部に手を置く。

〝憑霊 爆 万物破壊〟

直後、癌想は頭部から粉々に砕けていく。

「さぁ。連綿ちゃん。

君は戦うかな?それとも、仲良くする?」

クロの言葉を聞き、連綿は目を見開く。

「言ったよね。君も腐敗した感情って。

君はなんなのかは分からない。

でも、君は楽しみたいだけなはず。

ぼくらと来ようよ。」

荒れ果てた街の中心クロが連綿に手を差し伸べる。

"うん!君等と行く。"

連綿は涙を流しながら、クロの手を取った。

6話を読んでくださりありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。