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黒色の月の下で-奇怪  作者: 亡久むふ
人類感情暴走理論

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異質の乱入

 〝剣技 真相激突〟

クロは駆け出し魔物へ刀を振るう。

刃が魔物の足に触れるがびくともしない。

"人の子は学ぶこともできぬか!

はっ。愚かだな。"

魔物はクロへ呆れたように言葉を放つ。

「さぁ…?作戦かもよ?」

クロの言葉を聞いた、魔物はどうでもいいと言わんばかりに唸り声を上げ、前足を振りかざす。

〝破術 崩落全壊〟

その直後、振り上げた前足が粉々に砕け散る。

「あ〜。強いな…この術。」

"人の子。何をした!"

魔物は怒りに満ちた声でクロへ問いかける。

「破壊の力を使っただけだよ。」

"はっ。油断しておった。お主にそんな力があったとは!

でもな。これで終わりだ!"

「魔物くん君が終わりだよ!」

魔物は前足を振り下ろす。

一直線上に放たれた斬撃がクロへ全て命中する。

"はっ!やはりただの挑発だったか。"

魔物はそう言い残しその場を去ろうと歩き出す。

「鏡よ鏡!」

戦場に銀の声が響き渡る。

魔物は迷わず前足を振り下ろし、銀に斬撃を放つ。

〝爆草〟

クロが天に手を挙げると同時に辺りに茶色の植物が生え出す。

植物は魔物の斬撃を全て受け止める。

「世界で一番…炎が強い子はだーれだ?」

銀の問いかけの直後彼女の背後に巨大な鏡が現れる。

鏡は『それは、貴方です。』そう返答した。

〝天命術 火炎ヶ丘の真相〟

「じゃあね!魔物!」

銀が笑顔で魔物へ伝える。

鏡から無数の火の玉が放たれる。

火の玉が地面に触れると火柱をあげていく。

やがてライオンの魔物との戦場が火の海になっていった。

銀の放った術が止む頃、魔物は姿を消していた。

魔物のいた場所には、粒子の残骸が散らばっている。

クロ&銀vsライオンの魔物では、クロと銀が勝利を収めた。

 高い建物の上、一人の少女が立ち尽くしている。

少女は、黄色い瞳と黄緑の髪を持つ。

[わぁ。荒れてる。]

少女の瞳に写った光景は酷いものだった。

倒壊した建物の数々、辺りに散らばる赤い血液、逃げ遅れた老若男女。

そして、魔物を倒し次へ向かうクロと銀。

[リーダー…]

少女は小さく呟き、視線を三体の魔物へ向ける。

[あっ!ハロウィンだしちょうどいっか。]

〝眼複時隷《がんぷくじれい》〟

三体の魔物がいる場所の数々に黄色い眼球が現れる。

[さぁ。いくよアホ。]

[は〜?アホじゃないし。]

桃色と水色の半々髪の女の子は、頬を膨らませ文句を言う。

[まぁ…いいや。誰を殺る?馬でいい?]

女の子の問いに少女は頷く。

二人は馬型の魔物めがけ歩み出す。

4話を読んでくださりありがとうございました!

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