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黒色の月の下で-奇怪  作者: 亡久むふ
人類感情暴走理論

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3/7

粒子の魔物

 二人が魔物と向かい合う。

クロが魔物に喋りかけようと、口を開こうとする。

その直後、遠くから轟音が響く。

「銀ちゃん!ごめん!お願いなんだけど…あのビルの屋上から何が起きたか見てくれない?」

クロが銀の頭を撫でお願いすると、銀は頷き屋上へ向かった。

"早く退け人の子が!"

魔物が前足を振り下ろす。

〝剣技 真相激突〟

クロが妖刀を振るい、前足を受け止める。

妖刀の刃は魔物の足に傷一つ与えられない。

クロは一歩後退り〝憑霊 零 爆風破〟を放つ。

一直線上に放たれた爆撃が魔物に命中する。

"ふむ。面白いと言いたいが。

つまらん。弱すぎるんだ。"

魔物は掠り傷はついていたが、怯むことなくクロへ歩み寄る。

〝恋術 信頼〟

魔物の真下から真上へ三本のほぼ必中の斬撃が放たれた。

斬撃は魔物に掠り傷をつける。

「むぅ…駄目か〜

でね!お兄さん。

計三箇所に魔物がいたよ!

でね。魔物三匹は…鳥と馬と羊だったよ。

どうする〜?」

銀は困ったようにクロへ伝える。

「まずは…この魔物を倒そう!いける?」

クロの問いに銀が静かに頷く。

"うざったらしいな…

人の子がまた増えた。無駄だ!それぐらい理解したらどうだ!"

魔物が前足を振り下ろす。

次の瞬間。辺りの建物に斬撃が放たれ崩れ落ちる。

祭りの影響か、建物内には人が居なく人的被害は起こらなかった。

突然複数個所…きっと三匹の魔物だろう。

鈍い咆哮が響き渡る。

その直後建物が崩壊する音が響き渡った。

 ビルの屋上。

クロと銀は魔物から一旦退避し都市の状況を確認している。

「四体の魔物…倒壊した多くの建物。

逃げ切れず重症の人々。

守るしかないね、ぼくらが!

いくよ!銀ちゃん!むんどら!」

クロがそう言うと月光竜《ムーンドラゴン》が現れる。

「もんどらは都市の人々の避難を!

銀ちゃんはぼくとまずは…ライオンの魔物の駆除をするよ。

じゃあ。むんどらよろしく!

行くよ銀ちゃん!」

クロの指示を聞き月光竜は都市の人々めがけ飛び立つ。

クロは銀の手を軽く引き魔物の目の前に辿り着いた。

「待たせてごめんね魔物くん。」

クロは妖刀の刃先を魔物へ向ける。

3話を読んでくださりありがとうございました!

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