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『光と陰ースピンオフ冒険譚』: ストレンジアトラクター『いざ魔法世界へ!』  作者: 三海怜


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27/40

第27話

魔法世界に冒険者として生きる孤児であり主人公スタンリー・ケンプ。

そこに生きる人々の様々な些細な行動がまるでバタフライ・イフェクトのように世界を変えていく。


この物語のテーマとなる『ストレンジアトラクター』とは、難しくいうと・・・

カオス理論の研究の中で発見された奇妙な挙動を示す微分方程式の状態の総称のこと。


つまり動的システムが時間とともに発展する際に、予測不可能 で複雑なパターンを形成する現象を指すのです。


そんな泡沫の世界で生きるスタンリー・ケンプ

彼の目を通してその冒険譚を進めていきたいと思います。


また本編である『光と陰ー織りなす夢の形』のスピン・オフとして、本編シーズン4の最後と繋がる物語となりますのでお楽しみに!

その頃、レオン王国のフェルナンド国王より、宇宙海賊達の輸送船がまた数機上空を通過したとの連絡が入った。


実際、アデリナ姫がパーティーリーダーとなったために彼らの訓練は凄まじいものがあった。

その実情としては今までの4人の訓練内容の2倍のメニューが毎日組まれているのだ。

「今日の訓練、やっと終わったな・・・しかし、しんどいわ・・・意外に姫って鬼だよな!」とあの威勢が良いダミアンが弱音を吐くようになっていたのである。

「しかし、アデリナ姫って剣姫と言われているだけあって、何においても真剣で遊びがないよな・・・」とスタンもわかるわかるというような反応をした。


「レオン王国から帰国して、あれから2週間目に入ったけれど、俺たちの境遇も変わったよな。たった1週間でさ、だって、このWASのプロトタイプが開発されて、俺たちはWAS乗りとして姫に鍛えれられてて宇宙から襲ってくる海賊を殲滅するんだぜー!!」

「また、レオン王国付近で敵の動きがあったということは、そろそろイヤな予感がするよね。」とヘンドリックは危惧しているようだ。


と、訓練終わりにくつろいでいると、ヘンドリックの不安に便乗したかのように王都警備隊の空襲警報が鳴ったのだった。


「敵ロボット3体の襲撃です!王都の皆さん、すぐに地下バンカーに避難してください!!繰り返します。敵機来襲です!敵機来襲です!! 至急地下バンカーに避難してください!!皆さん、これは訓練ではありません。命を守る行動をとってください!!」と大きなサイレンと共に避難誘導が始まったのだ。


「やばい!これ本番だな!!俺たちも出撃しようぜ!!姫はどこだ??」

すると、剣技場の奥から姫がフルアームドで勇ましく現れた。

「皆さん、時がきました!敵のロボットは報告によると前回の無人のタイプと違うようです。今までやってきた訓練通りに撃退しましょう!!」と言いながら真っ先にWASに乗り込んだのだった。

スタンとダミアンも乗り込み、フリーダとヘンドリックはフライングソーサーに搭乗し離脱しても戦えるように戦闘用アーマーを着込んで先遣隊として飛び立っていった。


王都の城壁に到着すると、前方からはリモート用ロボットより一回り大きな重装備のイカついロボット3体が飛行しながら接近してきていた。城壁の上には白魔導師が列をなして迫り来るロボット3体に向けて防御壁を展開しているのが見える。その前の城壁下には黒魔導師達が4人単位の編成にて巨大な魔導兵器を中核に火・水・風・土の魔法陣を形成しており、土魔法師たちは大きなゴーレムを数体配置していた。


「いよいよ始まるのね!?」とフリーダが緊張しているようだ。

彼女らのフライングソーサーはその城壁を下に見て敵機方向に通過していった。

フリーダは円盤のシールドを張って猛スピードで飛行しへンドリックは攻撃目標をロックしている。

今度の敵ロボットは背中に付いている飛行ユニットで100m上空をこちらに向かって近づいてきているのだが、自重が重いからだろうか速度は60km/hのスピードである。

まずは、先頭の敵ロボットよりレーザーキャノン砲がフライングソーサー目掛けて発射されたが、フリーダはそれを巧みに避けた。


それは宇宙海賊ハーラル王女からの威嚇攻撃であった。

「ビョルン、エリック行くわよ! 着いてきな!!」というとスピードアップした。


「敵の宣戦布告ね!! アイツら!飛行しているわね!! それは想定外だったわ。でも、よくよく考えるとアリだわね!!このままだと私達不利ね!」とWASに入ったアデリナ姫は人型飛行隊に対する戦術を考えているようだ。

「フリーダ!空からアイツらを撃ちまくって、どうにか着地させてほしいの!できる?」

「わかりました、姫!!やってみます!」


フリーダとヘンドリックはまるでウザいハエのように3機のBSの周囲を飛び回りながらレーザービームで攻撃していた。3体とも通常装備の右手マシンガンを円盤目掛けて撃ちまくっているのだが、魔坊シールドに実弾も阻まれている。


重力下の空中では攻撃の自由が効かない宇宙海賊のハーラル隊はついに業を煮やし着地したのだった。無重力空間の宇宙では変幻自在なハーラル隊は初の地上戦でのギャップを感じていた。

「しかし、土の上って動きが遅いわね!!前方に見える人型の兵器をまずヤルわよ!」


「アイツらまんまと着地したわ!! フリーダありがとう!! 大きさがあちらの方が2mぐらい大きいようね。まあ、問題ないでしょ! 実弾のマシンガンが来るからシールドで防いだ方がいいわよ!さあ、みんな撃破しましょう!!」とアデリナが言うとトレードマークのダブルビットアックスを構えて、勇ましく敵BS目掛けて突っ込んでいった。

「おいおい、姫!!早えな!スタン行くぞ!!」ダミアンも両先端がレーザーブレードになっている長槍を構え、スタンも背中の2本のレーザーソードを抜いてアデリナに続いた。


ハーラル隊は右肩のレーザーキャノン砲を3秒間隔で発射しながら、右手のマシンガンで彼らを撃っているが、大型のシールドを構えたフリーダを先頭にしているためと、次にノーマルシールドを構えたダミアンが続いているため、ほとんどの実弾は弾かれているようだ。


すぐに間合いは詰まり接近戦となった。ハーラル隊はマシンガンをしまいレーザーブレードを抜いて応戦した。

リーダー同士、ビョルンにダミアン、エリックにスタンが対峙していたが、アデリナの長斧による猛攻により流石のハーラルも押されているように見える。

ダミアンも長槍で巧みにビョルンを追い詰め、スタンも間髪入れずに双剣でエリック目掛けて打ち込んでいるため敵はシールドでの守り一辺倒になってしまっているようだ。


「ヤバいわね!!私らがおされてるわ!!」と百戦錬磨のハズのハーラル隊が押されているのであった。

「カンカン、ガン!カンカン、カンカン、ビシュービシュー」激戦である。

更に上空からもフライングソーサーのヘンドリックによるレーザーアローのマシンガン攻撃が敵のレーザーキャノンに命中しているため不具合が生じていた。


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