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第40話 ここも楽しくなかったよ。もっと良いものがドロップしないのか?

 三十分ほど食いまくった俺は、やっとフォークを置いた。服を脱がないと、きついよ、これは。


 とりあえず、Tシャツとパンツになって、食器を浄化する。残った炊飯ジャーのご飯は、塩むすびにして保存袋に入れてストレージへ。

 炊飯器の釜などを取りだし、油を片付けてから、全てを浄化しました!

 いつも思うけど、とても便利だ。


 テーブルも綺麗になった。

 ハクとニジのタオルも、洗濯物干しロープみないなのに引っかけて浄化する。

 うん、おっけ。

 

 じゃあ、二人はどうするのかと見れば、ハクは横になってたし、ニジは自分のベッドで本を読んでた。

「俺、風呂に入ってくるから」

「うん、ゆっくりね」


 ありがと、とタオルを手に外の風呂に向かう。

 あ、忘れてた。

 ハクの風呂の湯を抜いて、浄化です! ウッドデッキも浄化した。

 

 ゆっくりと風呂に入って、ほぅと息をつく。今日は本当に慌ただしかった。明日からは、ダンジョンに専念できるだろうか。いや、そうする。決めたんだよ、俺は。もう邪魔されてたまるか!



 


 ゆっくりと目を覚まし、時計を見れば、そろそろ八時だ。

 んーっと身体を伸ばして起き上がる。

 すると、ニジとハクも起きてきた。

 二人を浄化してから、着替えをする。毎日浄化してるから、汗臭くもないし、綺麗な服はありがたいよ。

 帯剣して、右に短剣をつけてテーブルに向かう。


 朝は何にするかなぁ。

 残り物でいいかな、と問うてみれば、ハクはハンバーグ、ローストビーフ、ベーコンのサンドイッチがいいらしい。じゃあ、と皿に盛った。そしてスープを足しておく。

 ニジは? と問えばホットドッグがいいらしい。

 じゃあ全ての種類を出しておいた。

 

 俺はおにぎりと味噌汁だね。

 夕べのおにぎりには味付け海苔を巻いた。ご飯が一日たってるので、先に食べよう。足りない分は保存容器から取り出したから、満腹だ。




 いつものようにハクの背に乗って、ニジもご機嫌だ。

 昨日の続きをやろうと転移陣を確認すれば、十五階層しか近くではなかった。

 ごにょごにょと相談。


 結果、昨日の階層まで空間を渡ることになる。でも、ハクが転移できるだろうというので、やってみることにしたよ。とりあえず、一階層から二階層の入り口に転移。うん、成功した。


 それなら、と十四階層の入り口に転移する。


 一瞬で景色が変わったんだけど、やっぱり……

 うじゃうじゃいるのはサーペント。

 正直気持ち悪いんだけど。

 それなら、とっとと行こう!


 空に上がってもらって、岩の上にいるやつはニジが狙撃する。地面にいるのは俺が凍結と決まった。

 一気に飛び始めるハクだけど、さっそくニジが狙撃を始めた。俺は魔力を広げて準備する。半分くらいまで広がったので、一気に凍らせる。


<凍結>


 バキバキベキベキベキ……


 おお、凍ってるね~

 ニジは変わらず狙撃しまくりです。ハクが飛ぶよりも先に、岩の上のサーペントを氷の弾丸が貫いてる。すごいよね、ニジ。


 俺も早めに魔力を広げてゆく。

 安全エリアまで一気に凍らせるつもり。さて、そろそろいいかな。

 ニジの狙撃が終わった時。


<凍結>


 ふふふ、速い速い~

 これ、絶対にズルだよね。でも、その力があるんだから、使わないと損でしょうよ。


 じゃあ、十五階層に行こう。

 階段を降りれば、そこは平原だね。

 何が出てくるんだろう。

 じっと目をこらして見ていた。サーペントみたいに、数と大きさに圧倒されることもなさそうだね。ここ、何?


 あ、ゴーレムだ。

 うん、間違いないけど、最初のは操り人形みたいに見える。おっと、何でも持ち上げるんだね、あの糸で。 攻撃は? よくわからないけど、どうやってやっつけるかな。

 

 前に使った爆裂弾を使うか。


<氷爆裂弾>


 ドシュッと飛んで行くんだけど、なんとか刺さった。でも、浅いね。そのまま爆裂弾が発動した。もう少し奥に突き刺さらないと。

 じゃあ、首元とか脇とか足下を狙ってみよう。人形系は関節が弱いと予想した。


 じゃあ、行きますよ!


<氷爆裂弾>


 今度は少し多めに魔力を込めてみたら、見事命中!

 胸に当たったけど、死なないね。

 頭を狙えとハクがいったので、その通りにやってみたら、頭が吹っ飛んだ。やっと倒れたよ。

 これ、大変だよ。


 ドシュドシュと爆裂弾を打ちまくる。氷だけじゃなくて水、火もやってみた。

 やっぱり継ぎ目に打ち込むのは氷がよさそうだね。

 ミスリルゴーレムは、魔法の効率が悪い。だから、結局、物理攻撃しかなくなる。そこで、爆裂魔法ですよ。爆裂弾を発射するのものとして使ってるんだよ、魔法。

 でかくなってくるゴーレムに対して、爆裂弾もでっかくなる。最後には直径十センチくらいの小さなロケットになってた。わらっちゃったけど。


 次もゴーレム。

 すごくでかいし硬い。タロスっていうらしい。

 オリハルコンみたいに見えるんだけど、混合金属かも知れないって。発熱するらしいんだけど、それなら冷やして熱してやれば、壊れるかなぁ。


 とりあえず、火魔法であぶりまくる。

 そのあと、一気に凍結してみた。

 一度じゃ無理だったので、何度かやったら予想通り壊れた。それなら、それぞれの威力を上げてみよう。

 それからはスムーズに倒せたよ。

 どんな金属があるか、後が楽しみだね~


 そんな風に、ドンドン攻略していきます。

 

 そろそろ夕食の時間だと、時計を見れば午後七時くらい。それなら、と安全エリアから空間に入って夕食を取る。

 少し疲れたね、と何を食べるかと考える。

 それなら、と夕べの唐揚げはないのかと聞かれて、取り出した。全部出したら昨日と同じくらいある。じゃあ、サラダを盛り付けて、それぞれがたべ始めた。

 俺はスーパーマーケットのお惣菜を見てゆく。

 あ! そうだ。ここならお刺身が食べられるんだよ!

 俺は唐揚げを少しずつ取り分けて、あとは二人にお任せだ。そして刺身を取り出して食べる。

 あと、にぎり寿司だね。

 久しぶりの日本の寿司と刺身に感激してパクパク食べちゃった。当然、味噌汁は必須です。



 俺が食べ終わっても、二人は食べていた。

 ふう、と息を吐き、残りはどうするかなと思っていると、ニジが興味を示す。

 口の中ににぎり寿司を放り込んでやると、うまうまな表情をしたね。それでも、唐揚げとパンに戻った。笑っちゃう。

 ハクは未だに唐揚げが止まらない。

 バゲットもバリバリ食べてる。


 俺は先に風呂に入らせてもらうことにした。いつも自分たちが先に入るからとハクが言ってくれたのでお言葉に甘えましょう。

 残り物はそのままで、お風呂にお湯を入れてゆっくりと入ります。

 至福の時ですね。

 

 そのまま目を閉じてのんびりしてたら寝そうになっちゃった。ヤバいよ、と髪の毛を洗って身体も洗う。再びお湯に入って、手足を伸ばす。ハクが飛んでくれるので、俺は疲れないけど。


 お風呂から上がれば、二人はお風呂でした。

 今のうちに片付けようと思ってテーブルを見たんだけど。

 お寿司と刺身のパックがない。どこにいったんだろうか。後で聞いてみよう……あとで聞いたら、ニジが食べたらしいよ。もう、うちの子はどれだけすごいのよ~ん!

 保存容器を浄化して、食器も全て浄化する。後は自分の使ったタオルを洗濯ロープに引っかけて浄化した。

 二人を覗いてみれば、楽しそうに泳いでる。


「俺はベッドにいるから、いいかな?」

「うむ。休んだ方がいいよ、主」


 ありがとう、とベッドに横たわれば大きく息を吐いたあと、どうやら眠ってしまったらしい。

 



 気がついたら朝だった。

 ヤバいぞ、俺。

 ちょっと焦りすぎかな。なぜだかわからないけど、嫌な予感しかしないんだよね。

 今回の探索は、ボス部屋すらさっさと終わらせてる。もう、作業だよね。今日は最下層まで行けるかな。

 とりあえず、作業をこなして、一日休もうか。

 そのあと、ランクSダンジョンに行こう。その方がいい気がする。



 しっかりと朝食を食べて、続きから行きましょう。

 どんどん進んでいくんだけど、ボス部屋もSランクの魔物が出始めた。珍しいものはいないんだけど。何が珍しいのか、すごいのかもわからないクラスだって。



 そんな風に進んで、昼食を食べて、残り十階層までやってきた。

 もう、全てのフロアにボス部屋がある。なんだかわからないけど、ブッパして進んでます。


 階段を降りる。魔法を放つ。ドロップ品が消える。……はい、次。ハク、ニジ、今のボス、名前なんだっけ? まあいいか、どっちにしろ一撃だったしな。



 最後に何が出てくるんだろうと六十八階層でボスを倒して報酬を手に入れる。

 そのあと、扉の奥を見たけど、転移陣はないよ?


「主。階段がある。次が最下層じゃない?」

「はあ? 聞いてたのより多いじゃないか。まあ、仕方がないから行こうかな」


 うむ。

 ハクの声を聞いて階段を降りる。

 ここ、何がいるんだろうね。

 

 ハクに聞けば、阿修羅アスラという鬼神なんだって。どうやら、体術を使う武の神らしいけど、死角がないんだって。なんだよ、そのチートっぷり。まあ、いいけどね。

 ハクの背に乗って、魔力マシマシの氷ミサイルをぶっ放してやった。直径十五センチくらいになっちゃったけど。やりすぎたか?


 ドドン!

  

 すんごい音がして、アスラの身体がバラバラになった。神の名を冠する鬼神が、雄叫びを上げて俺の作ったロケットに拳をたたきつけたんだ。その瞬間、空間が歪むほどの衝撃波と共に氷が炸裂した。……結界を張ってて正解だったな。

「ハク、ニジ、耳キーンってなってないか?」どうやら大丈夫そうだ。

 足下にいた、Aランクたちも一気に身体が吹っ飛んだ。

 俺たちは結界のおかげで全く問題なし~


  

 はぁ、やっと終わった。

 階層が多いと大変だね。

 まあ、ダンジョンに来たのも、どういう所かを見たかったからだし。お金が欲しいわけじゃない。これなら、旅をしながら、いろんな所で旨いものを食べた方がいいくらいだな。

 それでも話の種に、ランクSには行ってみるつもり。ハクも怠いって。素材のために入るくらいで、それほど魅力はない。ただ、三人とも、魔法三昧、俺はランクBでは、刀使い放題だったから、ある程度レベルが上がってるかな。それくらいでしょうね。


 ただ、貴族や王族に絡まれるのだけはごめんだね。

 ボス部屋の報酬を確保して、転移陣に向かうんだけど、もう、ワクワクはない。

 だって、俺たちの使うものは出てこないから。ハクの鞍とか、ニジの何かとか。俺の刀とか。

 少しは期待してたんだけど。

 まあ、ランクSに望みをかけるかな。




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