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新・ロリの惑星  作者: 神原ハヤオ
第2節-承
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19/53

その19「変態VS変態」

「櫻宮薫子、です。昔……この病院で勤めていました」

 コールドスリープから醒めた女が、俺たちの前で言った。

「……やけに状況把握が早いな? 私がアンドロイドだということを疑わないのか?」

 LO-426が首をかしげた。

「ええと、なんとなく聞いていたんです。眠っている間に」

「聞いていた? 眠っていた間?」

「そう、そちらの方に」

 櫻宮先生が俺を見て言った。小っ恥ずかしくなり、目をそらす、幼女クオンのイタズラ顔が目に飛び込んできた。

「ふうん? へえ? ほう?」

「なんだその目は……俺は別にやましいことはしていないぞ?」

「ほほーん?」

 クオンのニヤケ顔が崩れない。

「それで、あなたは何というお名前なのですか」

「へ? 俺?」

 櫻宮先生に急に話を戻され、俺はまごついてしまった。

 そういえば、プライベートでの自己紹介なんていつぶりだ?

「ええと、トキワ、といいます」

「その隣のあなたは?」

 話題がすぐクオンに移った。なぜだろう、少しだけがっかりした。

「クオンだよ! これからあなたをさぽうとすることにーー」

 櫻宮先生が、大きな目を見開いてクオンに顔を寄せた。

「な、なに?」

「先ほど、にやけた顔をしていましたよね?」

「え、うん」

「それというのは、いやらしい想像をしたからですか? 私とトキワさんが『そういう大人の関係』だと思ったから?」

「なっ……違うぞ?! 違うからな?!」

 何を言い出すんだこの女!

「え、ええと、あの、私何もそこまでは……」

「そこまで? そこまでってどこまで? ねえもしかしてあなたーー」

「そこまでと言ったらそこまでですわ! それ以上変なことを幼女に吹き込むのは許しませんわよ!」

 トゥインクルがクオンにかぶさるよう抱きついて、乱入してきた。

「なんですかあなた。今、私はクオンさんと話しているんです」

「離せー! 変態離せー!」

「これ以上の狼藉は、世界の幼女をあまねく守る! 奇跡のスーパーアンドロイド、トゥインクル=トゥインクル 1stが阻止しますわ!」

「狼藉やめろー! 離せー!」

 クオンの悲鳴、変態に届かず……。トゥインクルと櫻宮、二人の変態がにらみ合った。

「邪魔をするならご自由に。この子の中には『醜さ』がある。私(わたし)は必ず暴いてみせます」

「そんなものはありませんわ! 幼女はつるつるですべすべで美しいんです! 私(わたくし)は必ず、あなたの魔の手から幼女を守ります!」

「そ の 手 を は な せ ーーーーーーーーー!!」

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